日本のビールはなぜバリエーションに乏しいのか

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スーパーの酒棚にこんなビールみたいななにかがあったので買って飲んでみた。

サントリー 「ラドラー」

レモン風味というが、やけに甘ったるく、缶チューハイに近いしろものだった。あまりいい酔いを味わうことはできなかった。甘味抑えて、苦めだったらよかったかな。

とはいえ、ちょっと変わったビールのようなもの(発泡酒、第3のビール含む)というものが出てくるというのは悪くない。なんで日本のビールはバリエーションに乏しいのだろうか。

……とは言うものの、無いわけじゃないのだろう。おれが知らないだけでたくさんあるに違いない。地ビールとかそういうの。それに、輸入品だってあるところにはあるはずだ。が、おれが言いたいのは、そこらのスーパーで普通に手に入る範囲でのことだ。そうなると、選択肢はけっこう狭まる感じがする。大手それぞれの、ちょっと高いプレミアム、普通のビール、発泡酒、第3のビールで棚が埋まってる。って、そういうバリエーションはあるじゃん。

と、そのバリエーションにおれはなにか釈然としないものを感じる。うまいビールだって作れる日本の大手ビールメーカーが、その実力を税制に対抗するために無駄なパワーを使ってしまったんじゃないか、と。もしかしたら、酒税法のあれやこれやとその抜け道のようななにかが無ければ、もっとそこらのスーパーのビール棚が豊かになっていたんじゃないのか、と。不毛な研究と商品開発がそこにはあったんじゃないのか、と。

とはいえ、発泡酒とされるビール類が出始めたのが1990年代半ばで、それまでにもう日本のビール文化なんて固定されていた、なんて可能性もある。いろいろやってみたけど、日本人はせいぜいドライ(おれは好きじゃないけど)かそうでないかくらいで十分という答えが出ているのかもしれない。あと、やっぱり安いビールのようなものがあるのは貧乏人のおれにとってはありがたくある。

 

サッポロ ホワイトベルグ 350ml×24本

サッポロ ホワイトベルグ 350ml×24本

 

 そんななかで、このホワイトベルグあたりはいい線いってるな、と思う。せっかくのリキュール(発泡性)なのだから、本物のビールとは別路線行こうぜ、という意気を感じる。勝手に感じてるだけだが。まあ、実際悪くないというか、わりと買いはする。

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同じベルギー系統というと、100円ローソンなんかで買えるこれ、ユーロホップだろうか。最初は単なる安いビールのようなもの、と思っていたが、日本のビールのようなもの、よりけっこうおいしいんじゃないでしょうか。なかなかに侮れないぜ、という気はする。

 

ユーロホップ 330ml×24缶

ユーロホップ 330ml×24缶

 

 

まあ、なんだ、それほどビール飲みでもなく(アルコール依存症予備軍としてハードリカーに走っている)、ビールの分類についてもあやふやな知識しかないおれが、夏を前にちょっと思ったことを書いただけ。おしまい。

 

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