『よつばと!』13巻でいちばんよかったところは?

 そろそろ最新刊が来るだろうと思っていたら、来ない。そんなはずはとAmazon楽天ブックスの注文履歴を覗いてみれば、どっちにもありゃしない。本屋で買うことを決心したおれがいた? いや、違う。Amazonで予約開始になったとき、楽天ポイントが使いたくて楽天の方を調べたら、まだラインナップされてなかったのだ。それで、「楽天が開始したら楽天で」と思っていて、すっかり忘れていたのだ。そういうわけで、今度は速度重視でAmazonで(慌てる理由なんかないのだけれど)買おうとしたら、2〜3日の入荷待ち。いやはや、人気作品やね。
 というわけで、おれは『よつばと!』13巻買ったよメモ。こういうの残しておかないと、なんかうっかりしてしまうお年ごろ。
 というだけではなんなので、おれがこの一冊でいちばんよかったところは? ……そうだな、第88話「ばーちゃん」のp.160(この漫画ってずっとノンブルなかったっけ?)、p.162のヒヨドリハクセキレイの名前を教えるシーンだな。ハクセキレイのムーヴ描写など見事なものだと思うが、それはそうとして、なんつーのか、この身近な知識の伝達というやつがシンプルに、ナイスに描かれている。よつばはすぐに忘れてしまうかもしれないけれど、忘れないかもしれない。個人的なものさし鳥として心に刻まれ、鳥の世界が広がるかもしれない。そいつは悪い話じゃない。それで、ここで教えられるのが、実際にものさし鳥とされるヒヨドリハクセキレイあたりってのがまたなんとも悪くない。そんなんでいいんだ。いきなり「あのソウシチョウという鳥は元来……」とかいっても、ま、なんでもいいか。そんでもって裏表紙にもちゃっかり描かれてるのがいいねえ。うん。
 で、この巻では三姉妹の出番が少ない、みうらが出てこないなどあったけれども、なかなかアグレッシヴなばーちゃんの存在を楽しめましたってとこかしらん。あ、とーちゃんとかやんだとか顔(鼻?)がちょっと変わったかな? 確かめるの面倒だから確かめんけど。しかし、初めてとーちゃんの名前が出てきたり(たぶん)、なにかこう、そろそろ次のステージに行きそうな、というか、終わりも近づいてきているのかな? と思ってしまう漠然とした印象もあり。まあ、「近づいて」といっても、次がいつになることやらわからんし、おれが漫画など読める身分にあるか、そもそも生きているかもわかったもんじゃない。おれはあとなんかいくらいねるんだろうな?