おれは二つの「エノシマ」駅を見た。
そしてまたモノレールに乗ってすぐさま大船に帰ったのか? 否、だ。せっかくなので昔おれが通った小学校、通学路、そしておれの夜逃げするまえに家があった場所を見ることにした。

このようなことは以前にもしているが、そのときは自転車だった。今度は徒歩だ。

iPhoneでGoogle Mapsw使う必要もない元地元。

と、思っていたら、案外わからんものよのう。でも、一方で、案外わかるものよのう。さっぱり景色に見覚えがなくても、「この路地では?」などと確信を持てない判断が下される。そして、それは大方合っていた。不思議なものだ。とくに龍口寺から小学校への道など、テリトリーとは言いがたかったのだが。

そして、小学校。……新しくなってねえのかよ。

新しく、なってねえなあ。

このステンドグラスっぽいのの一部を卒業記念に描かされた記憶があるが……その後の卒業生のものに替えられているか、さすがに。……たぶん。

なんか、前に来たときに比べて、開放的になっているという気がする。逆にオープンにしたほうが不審者(おれとか)を見つけやすいということだろうか。ここの門も開いていて、入ろうと思えば入れた。入らなかったが。

こっちが正門。サッカー部が練習をしていた。

本校舎。昔はこの下のところでニワトリを飼っていたと思うが、今はどうなのだろう。
ちなみに、敷地には入ってないです。入って通報されて、「卒業生なんです」とか事情を説明して、不起訴処分というところだろうか。

さて、帰るか。この急坂を登って下りて、おれの小学校生活はあった。おれの小学校生活はあまりおもしろいものじゃなかった。その結果、こんな風に人生の落伍者の、おもしろくない人間が作られてしまった。

でも、坂の上に立って、江ノ島が見えたときとか、今思えば贅沢な小学校生活だったのかもしれない。

それで、こんなどん詰まりの道があったとして。

公園への裏口があったりする。記憶のとおりだ。でも、あのころはフェンスが乱暴に破られていたような気もするが。

というか、おまえはだれだ。ここはUFO公園と呼ばれていて、UFO型のジャングルジムがあったんだ。今は何公園と呼ばれているんだ。

あの、長く長く感じた滑り台もこのくらいのものか。いや、やっぱりけっこう長いか。

こんな謎の段差も子供心には楽しかったんだよな。というか、この謎の段差なんなんだ。

この手すりはたぶんおれの知っているそれだ。

おれの住んでいた路地。

この石は変わらないな。

この壁面も。

ここは山田洋次の『学校』シリーズのロケ地になったとかいう。

ああ。あの遠くの背の高いマツとかどうなってんだろう、怪獣みたいだな、とか思いながら窓の外を覗いていたんだっけ。

おれの片瀬山駅。

ギリギリで上り列車に乗る。車両と車両のつなぎ目。車掌以外は通り抜けてはいけない。

行きは大船駅から見て左手の席、帰りは逆の席。

ピンクリボン号、だった。

雑然とした大船駅前。

そしておれは今見知っている路地に帰ってくる。
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これと前のエントリーの写真はα65とMINOLTA AF ZOOM 28-80 f3.5-4.5の組み合わせで撮った。おそらくαマウントで最安のレンズ。これといっていいところがあるのかどうか、おれにはわからない。ただ、ひたすら軽いというのは悪くなかった。

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