いよいよこの三連休でヨコハマトリエンナーレ2017も幕を閉じる。前回、横浜美術館と赤レンガにしか行けなかったわれわれ。
セットのチケットを買ったのに無駄になってはもったいないという貧乏人根性芸術と地元横浜を愛する心から、残りも鑑賞しようということになった。上の写真の左側のチームくらいギリギリな感じではあるが。
さて、これは……喫茶店の前にあったなにか。大漁、なのか?
というわけで、まずは横浜開港記念館の地下室。朝イチだったのにけっこう人がいた。
次は黄金町。このアクセスが微妙に面倒くさい。タクシー? そんな贅沢できるかボケ。
とはいえ、トリエンナーレのどっかでもらった地図にルート案内があって、そのなかに新市庁舎建設予定地も見たらみたいなんあって、「新しい市庁舎って関内側? みなとみらい?」みたいに漠然としていたので、これを期に場所を確認することができた。場所は川のこっち側ではあるものの、JRでいえば完全に桜木町が最寄り駅(地下鉄の馬車道駅ならもっと近い)。で、工事は祝日も黙々と行われており、男の子が喜びそうな重機がなんかしてて、それを覗けるようになっているのがいいと思った。ちなみにこの写真の空の黒いもやっとしやつはレンズやなにかの埃ではなく、透明の仕切りの汚れだから(たぶん)。
でかい筒香嘉智。どうやってこれを描いた? 貼った? で議論になる。検索してもよくわからなかったが、次のような記述を見つけた。
東京新聞:「身長」35mのベイスターズ筒香選手 横浜の9階建てビル壁面広告に:神奈川(TOKYO Web)
掲示期間は今シーズン終了まで。
なんと、今、でかい筒香を見ることができるのも、ベイが意地の連勝をしたからだったか(いや、こんなでかいのあらかじめ予定日が決まってるわな)。
で、まあ、ぴおシティの地下を通っておおおおおおおかがわ沿いに来たらいつもの感じ。
なんというか、放っておかれている感。置き去り感。
まあ、それが「アートの黄金町」というものなのだろう。「美術館のような整然と与えられるものを鑑賞するのが芸術のあり方なのか!」とか言われてるような気にもなるが、ぼくは美術館を順路通りに行く方が好きです。はい。ちなみにこの看板は作品じゃないと思う(たぶん)。
なんかダンボールのロボの映像作品とそのロボ。
どうやってこれを川の向こう岸とこっち側に通したのかがわからない(頭が悪い)。投石機のようなものを使ったのではなかろうか。いや、そんだったら映像でみたいよな。
そんで、うろうろするわけなんだけど、ちょっとパスポート(ガイドブック)の地図を見ていたら、後ろから来た車に気づかずにクラクションを鳴らされたりする。おれは短気なので「ああ?」とかいって睨みつけてしまったが(アホです)、車はけっこうな速度で去っていった。
そんなことがあったあとのこと、パトカーがゆっくり左折してこの交番の方に来ようとしたら、直進してきた高級外車がけたたましくクラクションを鳴らしたうえに、エンジンを吹かして威嚇。パトカーが、じゃないよ、パトカーを、だよ。で、しかもその先で停車して警察官が出てくんの待ってんのかなんなのか。やっぱりおっかねえなあ。このあたりでクラクション鳴らされたら大人しておくのがいいです。
えーと、これはマツダホームという作品のとなりの部屋です。マツダホームは303号室です(303は他のお客さんが来ていて撮れなかった)。これがなにかというと、アーティストの暮らしている実際の部屋を訪れるという、そういうものです。インターホンを押すと、なかからアーティストの女の人が出てきました。奥の部屋では先客が「このペットボトルの液体はなんですか?」と同居している男性アーティストにたずね、「自分の汗を集めてるんですけど、作品というわけではないです」というようなやり取りが行われていました。ちなみに、黄金町バザールに2回来て、2回ともインターホンを鳴らしてみても留守だったという話もあるので、入れたのは幸運だったのでしょうか。
猫の写真を撮るなと誰が言った。この猫、尻尾の縞模様がいいでしょう。
麻婆豆腐が好きなのかな?
なんか魚釣ってる人がいて、川見てみたらなんかたくさん泳いでた。食べられるやつなのだろうか。
われわれは魚を釣ってる暇もないのでラーメン店へ。えーと、「らーめん たつ屋」。おいしゅうございました。そして、ここは協賛店なのでスタンプがもらえる……。そう、パスポートにはスタンプラリーがついてて、女がコンプリートを目指したのである。スタンプラリーには協賛店2店での500円以上のお買い物も条件に入っていたのである。
もう一店舗は永野鰹節店。本格的というか、小売だけど業務用だろうという品揃えとボリューム。桜えび二袋と鰹節買ってクリア。そっからまた、コンプリートの記念品もらいに黄金町駅側にあるいたりして、まあもう、すごい歩いたな。
あの入口あたりにある「らいむらいと」にこんな貼り紙が。掟破りの逆ラブコール。建物はかなりやばい感じだけど、立地は悪くないか。
あの言うてもわからん? この、完全にトマソン的ドアのある建物だよ。つぎのトリエンナーレで「部屋からドアを開けてコンクリートに叩きつけられる芸術作品」があったらどうしよう。
まあそんなんで、わりと好きじゃないわりにはトリエンナーレごとに行ってるし、この日も13,000歩くらい歩きましたとさ。おしまい。
あ、あと、1日で回れる人もいるみたいだし4日、5日でフィナーレに行くのもいいんじゃないんでしょうか。以上。