2019年夏アニメを振り返りたいと思う。全体的に見て、良作が多かったように思う。その前に比べると、そんな感じかな、と思う。
2019夏アニメ一覧|前期(7月放送開始)アニメ情報 | アニメイトタイムズ
こちらから五十音順に見たものを振り返る。
ヴィンランド・サガ
NHKの『進撃の巨人』枠というか、ともかく漫画の評判が高いのも知っていたし(未読)、たぶん面白いのだろうな、と思ったら、面白かった。実際の歴史のアメリカ入植についてもWikipediaなんかでよんで「へー」と思った。ともかく、外していない。そんなところ。しかし、主人公の少年から青年への切り替わりがすごいよな。
かつて神だった獣たちへ

かつて神だった獣たちへ(1) (週刊少年マガジンコミックス)
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- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/12/09
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なんらかの医術的というか呪術的な処置を受けた神話的な獣になって戦った兵士たちが、戦争が終わって人間の心を失い、それをその部隊の体調が片付けていく、というお話。ほんのちょっぴり引っかかるところは、固有名詞的存在である「獣」を、一つの架空世界のファンタジーに登場させてしまうことであって、まあしかしそれはファンタジー警察になってしまうから控えよう。なかなかに面白かった。
彼方のアストラ
この作品については珍しく二つもエントリーを上げたので、そちら参照。
アニメ『彼方のアストラ』は面白い……のだけど、一つ疑問が - 関内関外日記
おれは老害SF警察だった! 『彼方のアストラ』感想 - 関内関外日記
ギヴン
おれはわりと男女の色恋よりもBLや百合作品を好むものであって、『ギヴン』みたいなのは好きなのである。おっさんが見るなよ、みたいに思われるかもしれないが、知った話か。
女子高生の無駄づかい
相当に好き。「バカ」、「ヲタ」、「ロボ」の主役三人のやりとりも好きだが、「マジメ」、「ヤマイ」、「ロリ」ら脇役陣もそれぞれに魅力があり、まあティピカルなキャラといえばそうなのだけれど、十分にティピカルであって、非常に笑える。そうとうに気に入ったので続編を期待する。
ソウナンですか?
女子高生四人が無人島に漂流する話。これが、あまりゆるくないのがいい。いちいちハードなサバイバル技術(一人父親に叩き込まれた子がいる)が披露され、サバイバルしていくのである。この妙なゆるくないところが悪くない。ゆるくてダラダラもいいが、あまりゆるくなくてサバイバル、というのも女子高生の使いどころなのだろうか。
ダンベル何キロ持てる?
おれはわりと早い段階、というか第一話だけ見てファイルーズあいを評価していたと自慢したい。
ダンベル何キロ持てる? 第1話「筋トレやってみる?」 アニメ/動画 - ニコニコ動画
- [アニメ]
初めて名前を見た声優さんだけど、主役のファイルーズあいさんがよかった。
2019/07/11 15:10
おれはもうお色気的な要素を云々するには枯れてしまっているが、「筋肉……」という思いがないわけでもなく、この作品を見て体を動かしたりした。が、動的なストレッチというのをやっていたら、足の裏に剪定用のハサミがぶっ刺さってかなり出血して、しばらく絆創膏を貼っていたのはいい思い出だ。
手品先輩
おれはもうお色気演出どうこういうには枯れてしまっているのだが、『手品先輩』の先輩はとてもかわいく、好感の持てるキャラだった。助手も助手で、それなりにスケベ心を隠さないあたりの態度が悪くなかった。あんまり興味なさすぎるとリアリティを欠くし、がっつきすぎるとただのエロになる。そこんところのバランス。
Dr.Stone
「やっぱりジャンプ系で勝ち抜いてる作品はおもしろいよな」と思った一作。なんかわからんけど、人間が石化して、文明が失われ、それでも目覚めた科学少年が……という。バトル要素が必要なので仕方ないのだろうが、史上最強の高校生はちょっとゲームバランスが悪いと思ったが、まあ仕方ない。ゆるりと科学話ばかりしていてもいいのだが、なにかしら敵は必要ということだろう。
……あと、今シーズンでないけど2作品
ピアノの森
NHKのクールがほかとずれていたせいか、なんだかわからんけど(なんか再放送と勘違いしていた?)、たぶん合間を相当に見逃しながら、最後の方を見た。おもしろかった。 ピアノの前に座って、上着をファサってやるのやってみたいよな。
キャロル&チューズデイ

TVアニメ「キャロル&チューズデイ」VOCAL COLLECTION Vol.1
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【メーカー特典あり】 TVアニメ 「キャロル&チューズデイ」 VOCAL COLLECTION Vol.2 (CD)(メーカー特典 : オリジナルA5サイズクリアファイル 付)
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『キャロル&チューズデイ』は2クールの終わりかな。ともかく、出てくる音楽がどれもわくわくさせてくれるものばかりで、本当に楽しみにしていた。CDも買うつもり。ストーリー自体はスタンダードなんだけれども、主人公の二人、それを取り巻く人、取り巻くほどでもない人とと、ともかくワンシーンだけでも登場する普通の人までよく描かれていて、芯のある作品になっていた。あとはなんだ、音楽アニメとなると、アイドルものとか、どちらかというと表舞台のシーンが多いが、こちらは裏舞台が描かれていて、そこんところもおもしろかったかな。まあ、いい作品よ。見て、聴いてくれよ。
総評
1.『女子高生の無駄づかい』
2.『ソウナンですか』
3.『ダンベル何キロ持てますか』
……かな。『彼方のアストラ』はやや後半失速した感もあり、4着か。まあ、終わってないけど『ヴィンランド・サガ』なんかは上位に入るだろう。とかいって『ヴィンランド・サガ』を後回しにするなら、今回『キャロル&チューズデイ』を1着にランクインさせる必要はあるか。まあ、どうでもいいか。
また、来期もよいアニメが楽しめますように。
以上。