流れよ我がγ-GTPとおれは言った〜四十路男の血液検査

先月、行きつけの精神科で採血をした。おれの双極性障害を抑えているジプレキサ(一般名オランザピン)は、糖尿病禁忌だからだ。ジプレキサはおれによく効いていて、これを手放すのは恐ろしすぎる。

して、おれは両親ともに糖尿病(二型)だ。おれという身体には糖尿病になる下地があるといっていい。警戒が必要だ。おれはそれを警戒して生きてきた。

で、先日の通院。机の上に検査の用紙が置いてあるのには気づいた。が、まず、病状について話した。10月の台風の前にひどい抑うつが一週間続いたこと、抑うつが増えていること、現状の処方薬(ジプレキサメイラックスレキソタンアモバン)のなかで、抑うつに効くのはジプレキサのみなので、ジプレキサを増やしてほしいこと……。それは、おれの思い通りになって、ジプレキサ増量となった。

そして、「えーと、これですね」とおれ。

「これ」↓

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さっと目を通す。

「酒だね」と医者。

「異論はございません」とおれ。

だってあなた、γ-GTPに「H」、尿酸に「H」。けど、血糖については健康。ここから弾き出される答えは、「暴食はしていないが、運動もせず、ただひたすら酒を飲んでいるやつ」ということだ。たぶん。少なくともおれは二つの「H」を見て、「医者に飲酒癖がばれた」と思った。もちろん、以前よりおれが肝臓と痛風を気にしながら酒を飲んできたわけでもあるが。

しかしまあ、ついにおれもγ-GTPについて語るおっさんの年齢になったといえる。大人になったら、γ-GTP自慢大会だろう。とはいえ、おれの身の回りに語り合える人がいないので、ここで自慢する。「いや、医者に注意されちゃってさあ」。

ちなみに、中性脂肪の「H」に関しては、「これはよく上下するし、総コレステロールとLDL-コレステロールが大丈夫なので問題ない」というようなことを言われた。CK(CPK)についてはなにも言われなかったが、どうやら筋肉とかに関係するらしい。運動しない人間の末路だ。

では、ここで、9年前と4年前のおれを見てみましょう。

goldhead.hatenablog.com

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カッコの中は基準値。左から9年前、4年前、今回。

γ-GTP(〜70):22→33→79

尿酸(3.8〜7.5):?→5.4→8.6

「あれ、もう四十歳だっけ。三十代に見える。けど、このくらいの年齢から数字に出てくるもんです」と医者は言ってたっけ。

とはいえ、少し自慢させてくれ。医者にも全くなにもいわれなかったが、血糖関係だ。

血糖(70〜109):87→97→85

HbA1c(4.6〜6.2):4.6→?→4.8

血糖なんて過去最低値を記録したし、ごまかしのきかないヘモグロビンA1c(過去1〜2ヶ月くらいを反映するらしい)だってほぼ基準最低値だ。おれの血糖値コントロールは成功しているのだ。血糖値は。

でも。

「酒だね」

である。コロッと死ぬのはいいが、痛いのや面倒くさいのは嫌だ。薬を飲むくらいならいいが……。肝臓をいたわるべきか? そして、痛いといえば痛風であって、尿酸だ。プリン体は少し問題だが、それよりアルコール自体が悪化させる。いずれにせよ。

「酒だね」

なのだ。

「酒さえ抑えれば、またオールA判定?」、みたいな気持ちが芽生えたのはたしかである。とはいえ、あらゆる人類と同じく、年齢的に抗いがたい中年の身体というものがある。このままγ-GTP自慢大会を目指すかどうか、考えどころではある。ちなみに今、先週末の39度以上出た病み上がりで、ほとんど飲酒していない(焼酎をちょっと飲んだらすぐに気持ち悪くなって捨ててしまった)。

おれが、酒を、断つ?

「断酒日は?」と、医者。

「ないですね。飲んでなきゃやってらんねえって感じで」と、おれ。

飲んでなくて、やってられるのか?

みんな、やってるか?

さあどうする、おれよ、おれの血よ。

 

 

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 ↑こういうのが気になることになるとは……。