雪が降る、大雪だ、大変だぞ、と予報されていた2022年2月11日。横浜ではそんなこともなく、積雪もなく、なんか晴れていた。「晴れるんだったら、競馬もないし、カメラでも持って散歩に行くんだがな」と思った。が、カメラならあるじゃないか。おれは携帯端末(iPhone XS)を持って本牧に向かうことにした。
その前に、腹ごしらえをした。お恵みものでいただいたレトルトカレーである。たまに食べる100円ローソンのカレーとは味が違った。当たり前か。いや、違うのだから。
丸葉のアカシアかと思う。
とにかく晴れていた。マフラー、手袋なし。
二回とまれ。
今日は「旗日」であった。建国記念の日である。とはいえ、おれがこの日三回しか「旗」を見なかった。
妙に怖いアドバイス。
はい、いきなり本牧山頂公園。
日差しもやややわらかになっていましたかね。
なんらかの、なにか。
人は、そこそこいました。まあ、広いし、距離をとっているので。
なんかクレーンが見える。
手作りのなにかが回る。
なんかいる。
猫。
ここだけの話なんだけれど。
おれには「猫に警戒されない」という技がある。
近づいても余裕だぜ。そしておれは、猫の加護を受けるような気になる。お猫様の守護だ。
日向ぼっこを邪魔しても悪いので、撫でたりはしない。それじゃ。
神社にはもちろん日の丸。
人々の願いかなにかその他の悪霊が結び付けられていた。
財布の小銭入れに100円玉と1円玉が1枚ずつあった。おれは100円玉を投じた。
ただ、なんにも願うことが思い浮かばなかった。満ち足りているはずもない。だが、神頼みするなにかが思い浮かばなかった。ただ二礼二拍手一礼しただけ。信心もない。折口信夫は戦後神道は宗教になり得なかったと書いた。
ところで、君、君なんだが。
フォルクスワーゲン屋ではなく、ファミレスではなかったかね?
神社近くの酒屋で安いワインと安いスコッチを買って背中が重くなる、本牧。
なにを意味しているのか……。
セブン-イレブンみたいですがあさひです。あさひみたいですがセブン-イレブンです。
このゲオもやがてなくなるのでしょうか(はじめてすばらしいストライクウィッチーズを借りたのはこのゲオでした)。
閉店、閉店、閉店。
古びていくもの、傷ついたものに惹かれるのはどういう感性なんだろう?
自然が、自然のままに、自然といわなくとも、人間の整理しようという意思が「働かない」ところにおれは魅力を感じる。だからおれの部屋はひどい。
世界一長い山手の商店街(Dr.ハインリッヒ)。
錆びれたものに惹かれるというのは……。
これはよい葉。
再び、「奇珍」の裏。
少し、日も長くなった。
帰り、酒瓶を二本背負いながら、ホームセンター「コーナン」に寄った。このスポンジを買うためだ。昨年末に買って「すげえいいな」と思った。ふだん使っていた100円のスポンジよりずっといい。とはいえ、これも150円くらいなのだが。それでも1.5倍の差は驚くべきものだった。耐久力はすごいし、三つ穴があいていて泡立ちもいい。昨年末に買ったやつもまだまだ使えるが、せっかく本牧方面に来たのだから、これを買わねばと思った。二つ買った。
株式会社オーエの「長持ちスポンジ タフポン 洗浄力MEDIUM」である。ところで、この会社もそうだけれど、スポンジを作っている会社は和歌山市に多いような気がする。和歌山の海ではよいスポンジが水揚げされるのだろうか?