おれはもう二度と「ぼんじり」の下処理をしたくない

 

鍋に入れるのは鶏肉。最近はブラジル産モモ肉のあまりの味気なさに気づいて、あまり値段の変わらない手羽トロ(肩肉)がメーン。

臓物なども入れる。ふと、「ぼんじり」が目に入る。「ぼんじり」って焼き鳥とかで美味しい部位だったような気がする。安い。買ってみる。

買って、数個鍋に入れてみた。ゴリッ、ゴリッ。食べられないわけじゃあないけれど、軟骨の噛みごたえが不愉快。かなり食べたくない感じ。

あれ、ひょっとして、これってなにか下処理が必要なのでは?

調べたらそうだった。羽を抜いて、なんとか袋を取り除いて、骨に沿って肉を断て。

レシピ動画サイトなどを見ながら、下処理する。料理用の毛抜きなんて持ってないので、爪が変になる。なんとか袋を指でむき出しにするのにけっこう力がいる。骨の形がよくわからないので、うまく切れない。

こんな面倒くさいことはしたくないので、パックの残り全部を処理した。取り除いた方、の量にもかなり可食部が含まれているのは明白だった。もう、こんな面倒なのやりたくない。

で、一応、処理したものを鍋に入れた。きっとまだ骨が残っているのだろうとか思っていたら、そこは完全に取り除かれていて悪くなかった。だが、処理が面倒だ。だからおれはもう「ぼんじり」の下処理はしない。ぜったいにしない。ただ、それだけ。