2022年ワールドカップの印象・その1 アルゼンチン、メキシコ、日本など

サッカーのワールドカップがはじまった。今日まで気になったところをメモしておく。サッカー知らずが自分のためにするメモなので、誰かの役に立つ情報は一切ない。

 

カタールエクアドル

主催国による初戦。エクアドルが圧倒。最初の方で謎のオフサイドがあったと思ったら、新しいテクノロジーの発動。このオフサイドの厳密さ、VARによるファウル、精確にはかるアディショナルタイムが今大会の特徴、あるいはこれからのサッカーの流れになるのかどうか。

 

■アルゼンチン対サウジアラビア

アルゼンチンは強い。強いので、前半メッシがさくっとPK決めたりして余裕な感じだったが、何度もオフサイドに引っかかる。

結果、起きた。オフサイドに引っかかっていたのは、サウジアラビアのアグレッシブな守備が「引っかけて」いたのだ。逆転の2点は見事なもの。とくに2点目はいったん後ろ向いて、反転して、引き離して、振り切って、かなりすごいシュートだったと思う。

おれはテベスがいたころアルゼンチンが好きだったが、すぐにメキシコファンになってあまり興味なくなった。恐竜とか化石とか言われていたリケルメとかも好きだった。いや、ディ・マリアとかも好きだけど。でも、なんかメッシに興味あるかというと、あまりないのだ。なんというか、あまり絶対的エースみたいなものに惹かれないところがある。サッカーにおいては。

 

■メキシコ対ポーランド

さて、おれはメキシコファンである。なぜか? この問いに答えはないが、とにかくメキシコ代表のサッカーを見ているのが楽しい。応援する。その履歴については適当に右の検索ボックスから調べて欲しい。おれはいつかのメキシコのユニフォームを模したなにかを持っているくらいだ。冬なので着て応援はしないが。

メキシコのサッカーにはなにか惹かれるのだ。ラファがいたときも、そうでなくなっても。どこに魅力があるのか、おれには説明できない。身長的に劣るメンバーが、全員でパスを繋げてゴールを狙う。足元の技術は確かだ。そんなところがいいのか。よくわからない。

よくわからないが、レバンドフスキ頼りの多男たちのポーランドよりすごく好きだというのはわかる。というわけで、メキシコはレバンドフスキにチャンスを作らせないようにうまくやった。それに尽きる。

いや、尽きない。そのレバンドフスキのPK。ここでオチョアがビッグセーブを決めてみせる。最初に見たときは「無所属」だったのに、ベテランになっても凄いぞオチョア。叫ぶよな。しかし、オチョアはクラブではいまいちという言葉をいくつか目にして、「ワールドカップ男」なのかな、と。

攻撃面ではロサーノのサイドからスピードあるえぐる攻撃など見どころあったが、フィニッシュに至らず。エースのヒメネスもコンディション不調で途中から出場も結果出せず。

さて、アルゼンチンが負けてどうなるのかこのグループ。おれはもっと長くメキシコを応援できるのか? 応援するのみだ。

 

■ドイツ対日本

前評判はドイツ。日本人もほとんどドイツ。でも、なんとかしてくれ、という感じ。サッカー知らずのおれのなんとなくの印象だと、日本は格上相手に善戦して、格下相手に苦戦するようなところがあるので、ボコボコにはされないのでは、くらいに思っていた。

中継はABEMAで見ようと思ったが、試合直前にFire StickからABEMA立ち上げようとしたら、ぐるぐるになって、「処理に失敗しました」とか出る。仕方ないので地上波。Twitterを見ると本田圭佑の解説が面白そう。これについては、ハーフタイムにABEMAへの接続成功。後半は楽しめた。本田△(いつ以来だろう?)。

前半、前田が走り込んでズバッと決める。が、オフサイド。それ以外は押されっぱなしの印象。PKで一点とられる。このままじゃあかんのでは? と、思ったら、後半からフォーメーションを変えてきた。富安投入で3バック。このフォーメーションはこれはカナダ戦でも見たやつか。その後も立て続けに選手交代。本田圭佑の言うことが当たる。「三苫さんはウィングバックやっているんですかね」とか言っていたが、やっているらしい。この、年下でも「さん」付け、親しい選手はあだ名という使い分けも謎で面白かった。

まあ、それはともかく、「もう出すな」の大合唱だったように思われる南野のシュートを弾いたところに堂安が一撃。さらに、これまた「もう出すな」と言われていたと思われる浅野が神業のようなトラップからノイアーをぶち抜いて逆転。ひええ。

その後もドイツの攻撃は怖かったが、「セットプレイは怖いが、流れなら大丈夫」という本田の解説を信じて見守る。これも交代を主張する意見が少なくなかった権田も頑張ってなんとか耐える。

アディショナルタイム7分。長い7分だった。勝ち切った。素人目にはサッカーファンの森保監督批判など見て、そうなのだろうと思っていたが、ここに来ていきなり積極的な選手交代など見事な采配を見せて、これはなんなのだろうと思う。ずっと爪を隠していたのだろうか。いずれにせよ、勝ってよかった。次戦を勝たなければならないのも確かで、負担の大きかったであろうディフェンス陣など回復につとめてほしい。

 

■スペイン対コスタリカ

日本戦の興奮さめやらぬなか、同じ組だし前半見られるところまで見ようと思っていたら、最後まで見てしまった。結果7-0。こんなに差がつくの? コスタリカはシュートの一本も打てず。スペインは若い選手などが躍動していてキレキレというかなんというか。まあ、強いなーって思うしかなかった。

 

ポルトガル対ガーナ

なんかテレビでやっていたのでなんとなく見た。おれだってクリスティアーノ・ロナウドの名前くらい知っている。「無所属」のロナウドポルトガルはそのロナウド頼りみたいな感じで、ポーランドかよみたいに思ったりなど。

というか、そういうわけでガーナをなんとなく応援。今回のランキング最下位とさかんに実況されていたが、ほとんど欧州リーグでプレイしている選手というし、見ていて技術もフィジカルもとくに劣っている感じはしなかった。

というわけで、かなり健闘したし、モハメド・クドゥスすごくね? とか思ったりしたけど、ちょっと届かず負け。よくわからない感情で悔しい。

 

……というわけで、おれは「絶対的エース」みたいなものがあんまり好きではないのかな、などと思ったり。そういう意味では日本代表もひいきのチーム足りうる。というか、メキシコ以外、そんなに縁がなければ応援する理由もないし、とりあえず日本やってくれと思う。もちろん、メキシコも、アルゼンチン相手にやってやれ。

 

まあ、とにかく、おれはワールドカップを今のところ満喫しているよ。とりあえず、以上。