銀歯がまだしみるんだが

寄稿いたしました。

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歯医者が怖い。その怖さには二種類あって、一つは直接的な痛みで、もう一つは自由診療を選択できないことへの後ろめたさ……みたいなことを書こうとしました。なんで日本は先進国並みの治療を保険適用できないのだろうか? とか、そんな話を書こうと思いました。

 

ても、書けねえ。余裕がねえ。治療が怖くて、その話ばかりになった。怖さを共有してください。

 

で、その後。初回、とれた銀歯の下にあった虫歯を削った。二回目、詰め物の型をとった。これ、「型をとる」だけだから大丈夫かと思っていたら、形を整えるみたいな話で、またチュイーンやりよって、神経近くて「ヒエッ」って痛くて、麻酔しててもギャーってなって、またガクガクになった。

 

三回目。今度は銀歯をいれるだけだから安心、と思っていたら(心底安心に思っているわけではない)、詰める前に、神経にシュッて空気吹き付けられて「ヒイッ」って声に出て、「痛かったですね〜。すみませんでした」とか慰められた。

 

まあこれで、銀歯がはまった。が、これ、帰って水飲んだら、しみるのよ。調べてみたら、神経残っている場合、二、三日とか、一週間とかしみるらしい。間違ってもなんか虫歯が残っていたとか、銀歯のかぶせかたに問題があったとかじゃないよな? 虫歯が残ってたとかじゃないよな? ……というわけで、今日、最後の通院の予定。銀歯のチェックと、ほかに虫歯がないかあらためて検診。あと、クリーニングかな。今日はさすがに痛くないよな。「あれ? まだしみるのはおかしいですね? 銀歯を外して削ってみます」とかねえよな……。

 

あ、行った歯医者さんはいい歯医者さんだったと思います。なにをやるにしても、次の動作の予告をしてくれます。「水を出します」、「唾液を吸い取ります」とかそういうレベルで。これは、安心につながる。少しは。あと、もちろん無痛の麻酔は無痛だし。でも、麻酔でもちょっと痛いんだよな。

 

それでな、最初に「保険診療のみ」と問診にチェック入れていたので、それらしい誘いは「詰め物は金属でいいんですよね?」と二回きかれただけ。若い先生でとにかく忙しそうにあっちの診療台、こっちの診療台と飛び回っていた。しかしあれだな、個室というわりには隣から声がはっきり聞こえてきちゃってたな。声が大きいのかな。ちなみに、隣から聞こえてきた話では、歯が痛くて来た女の人に「虫歯はありませんでした」という、これまた難儀しそうなものがあった。

歯が原因ではない痛み(歯科恐怖症) - 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020

非歯原性歯痛というやつだろうか。それも怖い。でも、削らなくていいなら、それはうらやましい……。

 

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まあ、そんなおれだけど、二つの歯医者で「ケアは完璧ですね」と言われた。今回も言われた。どんな歯ブラシを使っているのか。

 

知っている人も多いと思うが、タフト24、これである。このなんの変哲もない歯ブラシを二十年近く使っているのではないか。とにかく、こいつはソフトでも十分にしっかりしていて、全然使い減りしてこない。そのうえに、なんだか知らんが虫歯を防いでくれているような気がする。いや、防いでくれている。

 

そして、最近ひとつ新兵器を導入している。

 

 

電動歯ブラシ、これである。これは今年の誕生日に「ほしいものリスト」から贈られたもので、しばらく忙しくて導入していなかったのだが、銀歯のことがあってから使い始めた。最初の通院で「親不知がすこし磨けていないかもしれない。抜歯するかは経過観測」と言われたから。

 

電動歯ブラシ、普通の歯ブラシみたいなやつが前後に動くだけのやつは一時期使っていたけれど、この回転式のやつはもうべつものやね。脳に振動が伝わる。容赦なく歯を磨いている感じ。パワーがある。

 

おれはこれを、朝の歯磨きに使っている。なぜなら、タフト24で築いてきた実績もあり、完全に取り替えるのは怖いからだ。とはいえ、おれが電動歯ブラシを欲しがったのは、たまにはてなブックマークで「電動歯ブラシはいいぞ」おじさんがいるからで、いいのかな、と思ったりしたからだ。いいのかもしれない。

 

というわけで、朝の手早い歯磨きは電動で、昼と夜のダラダラ歯磨きはタフトという使い分けをしている。歯磨き粉はシュミテクトで、前の歯医者に勧められたものだ。

 

 

これで、おれは、歯医者に行かなくて済むように、死ぬほど毎日努力している。フロスも使っている。みな、警戒しよう。