「金ができたらサイタマノラッパーのサントラを買おう」とか思っていたのもすっかり忘れて（こんど買うけど）、
RHYMESTER（ライムスター）のニューアルバムを買った。『POP LIFE』、すげえいいよ。なんだろうね、なにかを好きだってうまく言えたためしはないが、ともかくこれはいいんだ、いいよ。どこがいいって、なんだろうね、同時代的？ みたいな？ 閉塞しっぱなしの沈降中ニッポンの、さらに今この、大
地震後の輪をかけてよくわかんねえ空気感、そんなところにズッポリハマってくるようなところがあんのよ。それもさ、こう、自信満々に日本人褒めてたたえて盛り上げようってアッパーなそういんじゃなくてさ。元気ですか？ って、ほとんどビョーキだぜって。それでも歌ってる場合ですよ！ ってさ。そうだ、俺はときどき「今の音楽が聴きたい」みてえに思うことがあって、そんなとき手を伸ばして広げてこのアルバムあったみてえな、なあ。そんでさ、なんつーか、メッセージ性とかなんたらとかいろいろあんだけど、やっぱりそれが音楽としてかっこよくなきゃ果てしなくださくなるもんだと思うんだけれども、とくに
児童虐待をテーマにした「Hands」なんて、一歩間違えればひどく説教臭かったりお涙ちょうだいだったり、なにかしら危なくなるレベルのもんだろうが、これがもうすげえかっこいいし、言うことないんだぜ。よくわかんねえけど、たぶんなんかこの人らは軸がぶれてないんだろうし、上から下、前から後ろ、往相還相の自由自在みてえなところがあるし、ヒップホップのスタイルみてえなもんはさっぱり知らねえが、こんだけ幅あっていろんなテイストがそれぞれ際立ってて楽しいんだよ。
RHYMESTER知ったのは前作『
マニフェスト』で、このアルバムは一曲目の入り方
からしてそれを引き継ぐみてえなところがあんのかどうかとかよくわかんねえけど、やっぱりtもかくかっこいいなってそう思うんだぜ。それじゃ。
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↑この『マニフェスト』のジャケットについては初回限定のDVDのPV解説でちらっとふれられていた。DVDは「Hands」のPVが入ってて、アニメなんだけど、副音声でそれの監督とかスタジオ4°Cの人とか出てて延々と喋ってて面白かった。毎度そういうものらしいが、そういうのもよく知らない。
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