
今週のお題「年末年始の風景」だそうだ。

左から「年末」、「年」、「始」と読む。横浜の方言だ。

新年も高速道路に休みはない。

ヤクザの事務所の前でもゴミ捨てに容赦はない街、それが横浜。

まあ、ヤクザが捨てている可能性もあるが。

どこの国の人が捨てているかわからない国際都市、それが横浜。

正月のイエスさまも嘆いておられる。え、正月のイエス?

正月といったら神社でしょうが。横浜総鎮守伊勢山皇大神宮。

ま、毎年来て飽きているといってはなんだが。

建て替えしてるのは、がけ崩れがあったのはどっちだったっけ?

成田山横浜別院がきれいになってるから、こっちか?

まあようわからんでよ。

生きていれば来るだろうさ。

真言宗は派手でよろしい。手を合わせるときは「オン・マニ・ベメ・フーム」とでたらめな真言を心のなかで唱える。

神社の方では二礼二拍手一礼しながら「金、金、金をどうにかしてください」と必死に祈っていたのだけれど。

その後は住よし旅館で……ということもなく。というかこの辺りは横浜の著名ブロガーのテリトリーじゃないのか。おそろしい、おそろしい。

横浜では駐輪時に車輪を外して盗難を防止する。

おそろしい、おそろしい。

ジョナサンで昼飯を食べる(塩分について深刻な問題を抱える人にとっては、ちゃんと表示のあるチェーン店が好ましいのだ。おれの話ではないが)。

そのあとワールドポーターズに行く。おれは大晦日にピアスをひとつなくした。軟骨につけっぱなしにしてあるうちのひとつである。そこには、銀色の、シンプルなやつじゃなきゃ嫌だ。そしておれのストックに、銀色のシンプルなやつがなくなっていたのだ。

そのあと、女の買い物に付き合って、気づけば暗くなっていた。

会社に寄って一番安い熊手を設置する(東向きか南向きにせよと説明書にあった)。

今年も毎日夜が来る。

夜が来ては、また夜が来る。

暗い道をたどる。

細い道を通る。
そしておれは……いつまで夜を迎えられるのだろうか?