布袋寅泰について僕が誤解していたこと

 昨夜帰宅すると、ちょうど「HEY!HEY!HEY!」の放送中だった。この日は布袋の知られざる過去、というような企画。かなりのボンボンという感じだが、そんな出自よりも驚いたことがある。彼がデヴィッド・ボウイT-REX、すなわちグラムロックに傾倒していたという話だ。俺はBOφWYの音楽については何一つ知らず、はっきり言って布袋についても、まさにこの番組で作られているようなキャラとしか認識していなかった。そして、テレビやラジオから漏れ聞こえる布袋の楽曲からは、グラムロックのグの字も感じたことがなかったのだ。そこで、トーク後の曲を注意深く(というほどでもないけれど)聴いてみると、なんだ、なんだかグラムっぽさもある。イエモンとかと似たような感じがある。そうか、実はグラムっぽかったのか、布袋は。知ってる人には当然の話なのだろうけれど、なんというか、なんとも意外な感じだった。
 しかし、それにしても俺は音楽勘が鈍い。一つの楽曲を聴いたら、そのアーティストが影響を受けた音楽を十や二十も嗅ぎ分けられるようになりたい。いや、別にそんなんなっても何の得もないか。