土曜日の前残りで穴ゲットの余韻だったのだろう。認めたくはないけれど。すなわち、皐月も前残りの夢を見たのだ。もちろん、ディープインパクトを外すつもりは無かった。その相手だ。相手に選んだのはコンゴウリキシオーだ。前走不甲斐ないとはいえ、実力以上に評価を下げすぎているきらいがある。デビュー戦でディープと巡り会ったのも何かの運命。ここでもう一度対決と行こうじゃないか。というわけだ。馬単（ディープ→コンゴウ）のオッズと馬連のオッズがあまり変わらなかったので、馬連にドンと行った。他にディープとビッグプラネット、マイネルレコルト、パリブレスト（まだ追うぞ）など先行勢との組み合わせ。アドマイヤジャパンやローゼンクロイツは、来たら仕方ねえやということで切り捨てた。そして、当然コンゴウとそれら先行勢の組み合わせも。さらにさらにディープ頭でそれらのフォーメーション三連単。しかしなんだ、大穴馬券を買っちゃうと、本命なんかどっかへ行って、そっちの方が楽しみになっちゃうもんだな。
で、レース。吉田均が「よれた、右によれた」とあせったのも無理のないディープインパクト出遅れ。テレビを見ていて、実況はもうちょっと騷いでもいいところじゃないかと思ったけれど、テレビ神奈川の方の別の実況でもそんなに騷いでいなかった。やはり、前の方から順に、といったところか。
で、出遅れディープを後ろに残して先行勢形成。一コーナーから二コーナーを目指すピンクのベンツマークが頼もしく見えたこと！……といいながらも、やはり気になるのはディープ。一気に進出するわけでもなく、いったん中団でストップ。ストップの後ゴー。スルスル四角から進出で、入口で手応えどうかと思ったも一気に突き抜ける、強い。レース自体ははちゃめちゃで文句ありかもしれないけれど、結果的に馬の強さに文句なし。いやはや恐れ入りました。三冠に向けて視界良し、かな。
二着に突っ込んだのがシックスセンス。ディープの動きに動じることもなく末脚に徹した好プレー。まあ、次の出走権も危うい立場だけに当然か。小柄な馬体で四肢を伸ばして走る姿に、思わずミッドナイトベットを思い出す。単にメンコのせいかもしれないけれど。
というわけで、展開読み違いの馬券大外れだったけれども、なんかえらいもんを見たという気で、それなりにスッキリした。さあ次はダービー。とはいえ、今度も相手探しかな。青葉賞でシンボリクリスエスやゼンノロブロイ級が出てこない限り、今の面子から相手探しか。それもしかし今回と同じくらい悩みそうだ。
