永遠に埋められない深い溝

http://www.kanalog.jp/news/local/entry_8191.html

体力のある子供ほど、「やればできる」と前向きに考えている─。横浜市教育委員会が、市内の二小学校の児童を対象に、体力と生活実態の関係を調査したところ、そんな結果が出た。

 なぜかこの記事が昨日の神奈川新聞(職場で取っている)の一面だった。五十メートル走などの体力測定から子どもをA〜Eランクに分け、意識調査をしたら上のような結果が出たという話。「体力が自己実現に向けての活力の源になる」そうで、家庭環境から体力作りや運動をバックアップしようとのお考えのようだ。
 しかし、小学生の体力なんてのは九十九%くらい持って生まれた素質じゃないのか? 小学校の頃なんてのは、生まれついての体格差が物を言う世界だろう。そしてそれは、二月生の遅生まれで、尚かつ低身長の俺が実感してきた世界だ。そしてその残酷な世界で、何をどう前向きに考えればいいのか。少なくとも、俺の居た日教組小学校は体力や運動については上の記事みたいな力の入れようだったが、勉強については横ならび尊重で、まともなテストや通信簿も無かった。全ては体育会の世界だった。俺の、ものすごいルサンチマン
 そうだ、Aランクの奴はニーチェの言う貴族的な人間であり、Eランクの奴は僧侶的な人間。コロンバイン高校で撃つのがEで、撃たれるのがA。AがドキュンでEがオタ。そして、AはモテでEは非モテなんじゃよー。……などなどと、適当に二項対立させたくなってくる。いつか最終戦争したら、Aランク側が勝つのも間違いなさそうだし、Eランク人間は適当に愚痴るしかしないのだ。いやはや。