公立校の試験ってガチじゃないんじゃないの?

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070911-254634.html

 足立区は04年2月の都学力テストで23区で最下位となっていた。06年4月に実施した区独自の学力テストの際、西部にある小学校の校長(当時)が教員に、児童の誤答を指でさして教えるように指示、自らも実行していたなどの不正行為が今年6月に発覚、校長が減給処分を受けた。

 はて、俺、小学校のとき、テストってのはこういうもんだったぞ。今でもはっきり覚えているが、小学校のテストってのは、形式的なものだったぞ。だいたい、テストで終わり近くになると、先生が、解説というか、アドバイスというか、答えは直接言わないにせよ、ヒントくれたり、引っかけ問題の引っかけを示唆してくれたりしたぞ。一年から六年までそうだったぞ。
 それで、俺は子供心に、「学校のテストってのは、こういうものなんだ、『ドラえもん』ののび太くんが悩んでいるあれは、お話しの世界なんだ」って、そう思ったぞ。俺がガチンコのテストに出会えたのは、‘小学生のための受験予備校’日能研に通ってからだったぞ。そこでやっと俺は、あの、オフィシャルな、正式な、テストってもんを受けられたと思って、理系の成績は惨憺たるものだったけど、俺がなんかテスト好きになったのは、それまでの鬱憤、そういうものがあったからだな、きっと。
 だって、小学校のテストじゃあ、みんながみんな「全マル」(五段階評価ではなく、○か無しか、という通信簿だった)を取る、取らせるためのもんだろうって。形式か儀式だろうって。そうだ、通信簿、「あゆみ」とかいったかな。むろん、それにも俺は正式感を感じていなかった。インチキのでっち上げだと思っていた。それで、勉強ができようができまいが、差がつかないそれに不信感を抱いていた。それで、体育と音楽だけははっきりと差がつくそれを恨んでいたっけな。なんで体育と音楽だけガチなんだよって。勉強ができないやつを苦しめるのはいけないことで、体育や音楽ができないのはいけなくないのかよって。ルサンチマンよね。
 というわけで、都のテストだかなんだか知らないが、公立小学校のテストなんてそんなもんじゃねえのかって思うんだが、いったいどうなんだろうね。俺の小学校が、日教組めちゃ強い、ちょっと変な学校だったからだろうかね。小学校恨み節、まだまだ消えません。一生消えません。本当はもっと人間関係、いじめのことだってあったけれど、人間関係は関係を断って終わり。残るのは組織とか体制とかそういうものみたい。俺、アナーキストみたい。