君はテツandトモを見たか?

 先日訪れた「横浜防災フェア」(id:goldhead:20050827#p1)で、テツandトモのネタを見た。流石の知名度で、赤レンガ倉庫横の狭い小さなステージの周りには結構な人が集まった。正面の方には人が詰まっていたので、我々は真横から見ることにした。特に立入禁止というわけでもなく、最前列だ。
 さて、テツandトモ。彼らがお笑い第何世代なのか、現在のお笑いブームに乗っているのかはよく知らない。ただ、一時に比べてテレビで見かけなくなったのは確かだ。先日、これに関してのインタビューを何かの週刊誌で読んだ。「あの人は今」ほどではないが、ほんの少し前のお笑い芸人の消息を紹介する物だった。その記事によれば、やはり何かが流行るとテレビ局は同じ芸しかさせない。ゆえに飽きられるのも早い、というような内容。テツandトモ曰く「テレビに一番出ていた時期に比べて、忙しさは変わらない。収入も二割減ったくらい」とかなんとか。そう、舞台や営業で大忙しなのだ。
 というわけで、この日も横浜に来る前に立川の似たようなイベントに出演していた模様。とはいえ、初めて生で見るその動きには驚いた。体の切れはよく、一瞬の隙もなく動く。エビのように跳ねる赤ジャージの中本など、真横から見ていて見事な「く」の字を描いていたものだった。そして、我々ステージ正面でなく、舞台横の客へもしっかりとアクションや目線のサービスを忘れない細やかさ。うーん、やっぱブレイクする芸人はスゲエや。それに、客いじりなんかも堂に入ったもので、ここらへんもベテランの域かなぁ。で、最後はやはり「なんでだろ〜」。いずれも聞いたことあるようなネタだったが、生で見られてよかった。しかし、歌も上手いし声量も大したボリューム。
 と、思っていたら、後半は衣装をジャージからスーツに替えて、真面目に一曲歌い上げた。‘哲智’という名義で歌う消防士応援ソングとかで、まさにこのイベントに打ってつけ。それで立川にも行ってたのかな。歌う前にレンジャーの人のインタビューなどやっていたっけな。
 というわけで、テツandトモ健在ということであった。本当は写真の一枚でも撮っておきたかったが、司会の姉さんが「撮らないでください」と事前に注意したので、撮るのはやめた。何せ会場には官がウロウロしていたから仕方ない。いや、そこまで気にする話ではなかったかもしれないが。