亀田三兄弟ですから

 「うたばん」を見ていたら、亀田三兄弟がゲストに出てきた。一番上の亀田興毅の露出に比べると、下の二人はそれほど多くない。ネット上では「弟の方の素材がホンモンだね」みたいなボクシング通の意見などもたまに見かけるので、どんな感じなのか見てみたのだ。
 そしたら、いいじゃないですか、喋りが。三人のバランスが良くて、真ん中の亀田大毅がキーとなって上手く働いている。さすがは関西といったところか。しかしなんだ、あの三男、亀田和毅君は。たしかにあどけなさも残るが、もう立派な一種の何かじゃないですか。まあ、三人とももうちょっとBoAに興味を示しとけとは思うけれども、そこらあたりもテレビ慣れしていけば変わってくるだろう。
 って、テレビ慣れしても仕方ない。ボクサーだった。とはいえ、俺はボクシングなどよく知らない。知らないからこそ、この漫画に出てくるような三兄弟が、それぞれに活躍すりゃ面白そうだな、くらいに思う。それに、今いくら大口を叩こうが、リングでどつかれて負ける日が来たら、みんな失うのだ。俺は格闘家のビッグ・マウスは好きだ。少なくとも、仁志敏久みたいなビッグ・マウスとは違う。まあ、とにかく今後、今後。
 今後といえば、波田陽区の今後。ここのところ「脱・ギター侍」を目指しているのはすぐに気づくところだったが、自作曲を真面目に歌うところまで来ていたのは驚いた。もともと「ギター侍」が持ちネタの一つであったというが、果たして上手くマルチぶりを発揮できるのだろうか。大して斬っていない「残念!」が長く続かないことは誰の目にも明らかだ。ボクサーと同じく、芸人の世界も厳しい。