正義が勝つのを見たい

http://www.nikkansports.com/battle/kameda/p-bt-tp1-20070811-239959.html

 亀田大毅戦は絶対に実現する! WBC世界フライ級王者・内藤大助の所属する宮田ジム宮田博行会長(40)が12日、前王者ポンサクレック陣営の持つオプション(興行権)を買い取るため、タイに出発する。

 先日伝えられた、協栄側の出した予算五千万円。この階級では破格の額というが、この予算、ポンサクレック側の持つオプション二個分含めて、とのこと。そうなると、一回目の相手が亀田家という、テレビ局とスポンサーのつく相手ということを考えても、あまり有利に事を運べる金額ではないとのこと。東スポなどは、そこから一歩進んで、大々的に五千万という煽りをしておいて、宮田―ポンサク間で話が破綻したら「内藤側が逃げた」とするつもり、とまで書いていた。まあ、確かに交渉事の前に総額予算をマスコミに大公表、というのは疑問だ……。
 しかし、複雑な事情だな。次男坊が世界王者に挑戦する資格(実績)があるだけの選手かどうか、ということを置いておいても、挑戦者側が金額を提示して、それを受けて王者側がタイの前王者側に交渉に出向く……。俺は、ちょっとボクシングを気にしてちょくちょく情報を見ているから、この件についてもなんとなく把握している(つもりだ)が、こんなん、何が何だかわからんだろう、普通。ここんところスッキリさせたら……とは思うが、ビッグビジネス、興行という面との両立を考えていけば、今の状況も致し方ないのかもしれない(いろいろな団体が乱立する原因もそこらあたりにある場合もあるようだし)。
 あるいは、ボクシング通となれば、こういったリング外戦も興味の一つかも知れない。が、やっぱり俺は、すっきりと亀田兄弟が日本人と、実力のある王者とやるところが見たい。やって、王者が勝つところが見たい。むろん、試合がどうなるかはわからない。もしも次男が勝つなら勝ったで、それを受け入れよう(……って、毒オレンジとか、亀1vsランダエタ1みたいでなければ)。これでこの試合が成立しなければ、ボクシングにボクシングの正義がない、とボクシング門外漢の俺は思うのだけれども、如何?