WBA世界フライ級王座戦 坂田健史vs山口真吾

 ポイントや内容のメモを持ってくるのを忘れてしまった。だが、大方わかりやすいといってはなんだけれど、やはりわかりやすい展開だった。スロースターターの坂田王座に序盤から飛ばす挑戦者、右ストレートでダウンを奪う。が、ここからが坂田の真骨頂か、間合いを詰めて自由にさせない。山口挑戦者も顔の高さに右拳かかげたところからのパンチや、左手をすっかり体の後ろに隠してしまうトリッキーな構えなどで対抗しようとする。しかし、その間合いに付き合わされない、迷わされない。単なる前進連打マシーンでは王者なんかにはなれない。おそらく、素人にはわからない間合いのテクニック、そして重圧とパワー。体格で上回っていたところもあって、中盤から後半にかけては圧倒。挑戦者に打つ手はなくなってくる。これはすごい。
 さて、こうなってくると、内藤大助との統一戦が見たくなってくる。素人目にも、二人の王者のタイプは違う。坂田の前進連打を内藤がいなせるのかどうか、などなど。つーか、過去にやってるからリマッチか。

 WBA世界フライ級王座の3度目の防衛に成功した坂田健史(28)=協栄=が、前WBC同級王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)と対戦する可能性が出てきた。協栄ジム金平桂一郎会長(42)が30日、次期防衛戦の相手として希望。2団体統一戦に消極的なWBC同級王者・内藤大助(33)=宮田=の“天敵”を倒して、実現を猛アピールする。

http://www.sanspo.com/fight/top/f200803/f2008033104.html

 とか、思ってたら、ポンサクレック戦なんて記事も。それも見てみたいな。フライ級まわりは熱いな。亀、なんかそういうのもいたけど、まあ彼らのおかげで俺が見ることできているんだから、まあええことよ。