私のコンピュータに関する歴史の大部分はマッキントッシュが最大の位置を占有してきまた。しかし、私はリンゴの福音者というわけでも、とりわけ熱心なファンのユーザーではない。それはなりゆきや仕事のための必要性の要請が大きい。ウィンドウズのユーザーの多くが誤解することは、マッキントッシュのネズミは一つのボタンしか持っていないことに限られていると思いこむことである。私がマッキントッシュのコンピュータを使用することを始めたときに、たしかに私のマウスは一つのボタンしか持っていなかった。それがコンピュータの新しい初心者にとって習得の手助けになることは疑いようがないことを私は信じる。やがて熟練したユーザーはキーボードとの連携によってより多くのタスクを驚異速度で処理する。しかし、私は二つのボタンを持つマウスの優秀性を発見した。それ以来、私のマウスは常に二つ以上のボタンを持つ。今日の朝まで私が使っていたマウスは五つのボタン、すなわち普通の三ボタンマウスの他に右と左の側面にボタンが配置されたマウスだった。ところが、そのKENSINGTON会社製のマウスの状態が数週間前からよくなかった。クリックに反応しない沈黙。私は仕事の進捗の悪さをマウスの沈黙のせいにしたかった。しかし、私はついに耐えられなくなった。私は他のオフィスの社員が彼のタブレット機械が故障したときに買ったマウス（それはもはや使われていない）の存在を思い出した。KENSINGTONの怪物的サイズに比べると、まさに小さなマウスと表現される。カーソルの移動が遅い。小ささによって手首のスパンの調子が異常になる。私は肩と腕に痛みを感じる。しかし、クリックに反応するのが当たり前の事象であるならば、私はこの状態がコンピュータのユーザーにとって望ましい状態であると確信する。
