名騎手の残り香

 今日の中山メーン、ペルセウスステークス。注目の一番人気ウインデュエルが順当勝ちしたようだ。音声実況でしか聞いていないので、勝ちっぷりはわからないが。俺はIPATでウインデュエル←→ダイワキングコンの折り返しから三着馬四頭計八点の三連単を買っていたが、あえなく撃沈。しかし、ダイワキングコンの最下位ってのは何だろう、よくわからない。
 しかし、ウインデュエルは鉄砲で強い。いや、鉄砲で強いというより、単に強い。この馬の脚を考えると、「叩き台」なんて悠長なことは言ってられないから、ここもメイチとは言わないが、負けられない仕上げだったのだろう。前走は一年以上前のエルムステークスで、そうか、パーソナルラッシュに一杯食わされたんだったな。そして、その時の鞍上が岡部幸雄だった。あれは岡部の衰えだったか。いや、パーソナルラッシュは強い。
 まだ、岡部を乗せたことのある馬はけっこう居るだろう。しかし、だんだんと馬柱から岡部の名前が押し出されて消え、やがて競馬四季報(買わなくなって何年経つだろう?競馬ブックのものになる前の方が好きだった)の中からも姿を消す。その間入ってきた新しいファンは、だんだん消えていく岡部の名前を古く感じるかもしれない。
 そういえば、俺にとってのそういう騎手が、岡部のライバルでもあった柴田政人だった。ぎりぎり間に合わなかった感じ。俺が最初に好きになった馬、カネツクロスの馬柱にその名を見たのだった。そういえば、今日のカンナステークスにマウントモガミの子が居たが、あれはカネツクロスの親戚だろうか。
 話が逸れた。今週末に限って、明日も明後日も競馬がある。明日と明後日も出勤する可能性が高いが、IPATのせいで競馬もする。たまには底の浅い昔話などではなく、「大当たりした」という景気のいいことを日記に書きたいと思う。