太蔵の青春

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/09/22/02.html

 「早く料亭に行きたい」などの自由奔放な言動が問題視された杉村太蔵氏(26)は、“杉村節”をさく裂させた。

 小生愚考する処に杉村太蔵氏は‘居残り補習’で発言の謹慎を言い渡されたのではありますまい。寧ろ「いいぞ。もっとガンガンいってやれ。 もっとやれ。遠慮するな」と言われたに違い有りません。するとどうでしょう、マスコミは磁石に吸い付けられる砂鉄の様に太蔵に集まります。その分だけ、新しい新人議員への注目は減る。何も新人議員に疚しいスキャンダルなど無くとも、ポロリと余計な事を言わないとは限らない。あるいは、新人以外への議員への注目も減る。選挙も終わったのに、マスコミの注目はもう要らない。太蔵一人を生贄にすることによって、「自民の比例下位や刺客の女は全然ダメじゃねえか」などという声を未然に防ぐ計略なのです。おお、悲劇的な捨て石! しかし、それによって太蔵はいずれBMWのキーを手にする。その日を夢見て今はピエロを演じるに違いないのです。収入は夢じゃないし。
 ……などと書いたところで、俺は未だに太蔵の読み方を知らないのだから仕方ない。テレビのニュースをやってる時間に帰宅したい。俺の生活は朝に醒める悪夢でもない。