勤の青春

goldhead2006-01-26

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_01/t2006012532.html

武部、袋叩きに…ホリエモン政局なるか
先の総選挙で堀江貴文容疑者を応援した自民党武部勤幹事長が、四面楚歌(そか)の状況に置かれている。

 私はやはり不明の人間であります。以前、杉村太蔵議員をして囮兵、陽動兵ではないかと考えた次第(id:goldhead:20050922#p7)でありましたが、それよりももっと大きな標的が用意されていた。武部幹事長その人です。そもそもこの武部氏、小泉首相が引き立てるまで、名前も顔も知りませんでした。それが、とんとん拍子で幹事長。しかし、どう見ても切れ者でもなければ、党内外に人望や影響力があるようにも思えない。加藤の乱森派および自民党に反抗した経歴まである。これは実に不思議でしたが、これこそが兵法の妙とでも言うべきでしょうか、見事な役割を演じている。敵の城を包囲した場合、必ず一角に隙を作っておくというのが常道といいます。完全包囲してしまっては、まさに背水の陣の覚悟で敵が挑み掛かってきて、窮鼠猫を噛むという言葉もあるように、これはなかなか厄介事になります。しかし、わざと脆弱な部分を作り、そこに相手を誘導することで戦をコントロールできる。武部の場合、同党内からの批判もあって、この苦肉の策こそ相手の目を欺くに足るものとなる。まさに兵は欺道なり、敵を欺くにはまず味方からという話であります。これによって負の要素は消臭力に吸い寄せられる臭いの素のごとく武部に吸い寄せられる。それによってお部屋やトイレの空気は保たれるわけであります。そう思えば小泉純一郎という人物、織田信長に例えられるほどかどうかは分かりかねますが、ある種の軍略家としての才はいつか遠い昔に生まれても発揮されたのではないかなどと思わされる次第なのでありました。