関内駅で死なないように

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051214-00000027-mai-soci

 14日午前8時25分ごろ、横浜市中区港町のJR根岸線関内駅下り線ホームで、男性が線路に飛び降り、JR横浜線直通の橋本発磯子行き普通電車にはねられ死亡した。神奈川県警加賀町署の調べでは、男性は60歳くらい。JR京浜東北根岸線蒲田―大船駅間は約30分間運転を見合わせ、通勤客など約3万人に影響が出た。

 俺はこのところずっと徒歩通勤で、根岸線の遅れなど無縁のはず。ところがどうだ、今日のこの日に限って直行の用事。山手駅目指す俺は見るホームで動かぬ電車の姿。直行で出るなんて俺、二月に一度あるかないかですよ。この男は三万人の中の俺を狙い撃ちしてミンチになったか。
 さて、約束は九時に横浜駅。とはいえ待ち合わせ相手も京浜東北線モロ利用。連絡を取ったら、バスと地下鉄で来るという。俺はどうしよう。

  • A案:復旧を山手駅で待つ
    • 後から知った情報(九時五分復旧)によれば、これが一番楽ちんで早かった。とはいえ、俺は見込みのない復旧を待つのが嫌いなタイプ。それに、小さな山手駅からガバガバ出ていく人の群れ。電車通勤に通じた真性社会人たちの行動に従うのは上策なり。
  • B案:代替輸送のバスを利用
    • 「駅を出て右手二百メートル先にバス停があります」とスピーカー。それがどこかといえば本牧通りか。あのクソ長い直線商店街はたった1ハロンしかないのか。少し不思議な気がする。それはともかく、振替乗車票をもらっておいて損はないだろう。少しならんで一枚ゲット。とりあえずゾロゾロ、ゾロゾロと商店街を行く我ら通勤難民。しかし、バス停付近はまさに長蛇の列。この時間なら、日常的な通勤客もおろうて、バスは無理と悟る。
  • C案:車を出してもらう
    • 自動車出勤の人に足を伸ばしてもらって、横浜まで送らせようという策。しかし、電話してみるとまだ家で、時間掛かりそうとのこと。バスもそうだが、渋滞など考えると厄介か。
  • D案:横浜まで歩く
    • いつも山手から関内まで歩くのだ、横浜までの道のりなど臆するものか、という意気込みである。しかし、上記C案の人にたしなめられて諦める。
  • E案:みなとみらい線
    • 結局これに落ち着いた。普段の俺の通勤路を、いつもの十倍くらいの人間が通るのを内心かなり面白がりつつ元町・中華街駅へ。通勤キャラバンの仲間たちはちりぢりになり、彼は石川町・関内が目的の人たちであったか。……しかし、今思うにこれははたして正解だったのか? 最初の復旧を待つ待たないの判断は置いておくとして、これが一番早かったか、安価だったか。これを思いついたときは、俺もそこそこ土地鑑が出てきたかと思ったが、やはりどうも疑問だ。

 まあ、ともかく九時四十分くらいには横浜についた。みなとみらい線の便所でクソをした。そんなところか。