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日本の競走馬連勝記録で歴代4位タイの24連勝を達成したキサスキサスキサス(牝8、荒尾・伊豆嘉一厩舎)が、1月25日に荒尾競馬場で行われたりんどう賞(ダート1900m、10着)を最後に引退することとなった。今後は乗馬となる予定だが、繋養先など詳しいことは明らかになっていない。
キサスキサスキサスが繁殖にあがれない、というのは少し驚きのニュースだ。全国区の知名度、と言ったら言い過ぎかもしれないが、端くれ程度の競馬ファンである俺ですら名前を知るところの馬だからだ。それも、ハルウララみたいなのじゃなく、連勝方面での話題だ。むむむ、俺は南関競馬を少しやるので、中央以外の尺度も少しは知っているつもりになっていたが、やはり南関は公営では別格ということなのか(音声設備の故障で一日の開催が吹っ飛んだりはするけれど)。
えー、でも惜しいな。だって、プロフィール(http://www.araokeiba.com/quizas_prof.htm ←手づくり感が好感の荒尾競馬公式サイト)見ると、この馬は最初中央未出走馬。当時の馬格、血統で中央入り良しと判断されたわけだ。むしろ、脚部不安で敬遠されてたどり着いた荒尾での活躍は、本来秘められた素質の一端を見せたに過ぎないとか言えやしないだろうか。……そりゃ俺だって荒尾のレベルや、下級条件で連勝を重ねることの意味を知らないわけじゃない(ドージマファイターなど)。だけど、どんな小さな競馬場であっても、たまにはそこから血に繋がっていったっていいじゃないか。そんな小さなロマン派気分にもちょっとは浸りたくなってしまうのだが、今の競馬にそんな余裕すら入り込めないのだろうか。近縁にバンブー牧場のブラックタイプも見られるけど、駄目かね、ほんとに。