私はこのあいだ安いパールライスの無洗米を買って大失敗した(id:goldhead:20060417#p4)。私はその、大失敗の米を、おじやにしてなんとか食べた。四月から五月にかけて、こんなにおじやばかり食べていた人間も少ないと思う。おじやをおいしくするためには、なにかしら魚の缶詰を一缶あければよろしい。ぐっと味があがる。おまけに安い。この発見は不幸中の幸いであった。しかし、もう、おじやはしばらく勘弁だ。
しかし、米を買いたいという欲求はある。そこで私は、誰がなんと言おうと今、まさに、話題の金芽米を買ったのだ。二キロで千百円は高価。しかしながら、独り暮らしでたまの夕食(基本はお好み焼きなので)でしか米を食わないとなると、五キロは消費しきれない。そこで、この、今、まさに、話題沸騰中の、金芽米を買ったのだ。イナバウアーって知ってる?
金芽米とは何であったか。無洗米であり、複数原料米。コメの品種ではない。芽の部分と、なにか粉っぽいところをあえて残してある云々(→http://www.toyo-rice.jp/)。ともかく、説明通り、浸水長め、水量多めで炊いてみたわけだ。
おいしい。ひさびさにまともでおいしいごはん。やはり日本人は米食なのか。米食なのかしら。米食なんだろうな。そう思えた。そして、これからの時代はトーヨー、トーヨーライス。袋に印刷された、えーと、どこだっけ、ソルトレイク、じゃないな、シドニー、アテネ、ヘルシンキ、ミュンヘン、ソウル、長野、トリノ、トリノ五輪のマークもまぶしいぜ。とりあえず、精米からの日数的にも早く食べちまおう。