人間取締業務

http://www.asahi.com/national/update/0601/TKY200606010080.html

 道路交通法の改正に伴う違法駐車の確認業務の民間委託が1日、スタートした。新制度は、駐車違反の基準を明確にし、迷惑車両を一掃するため、短時間の放置でも取り締まる。

 確認業務が歩合制でないというのは解せない。個々の監視員も歩合、業者も歩合。功を競って結果が出る、それがよろしい。収入に関わるからこそ、ヤクザの車にステッカー貼る勇気が出る。それがよろしい。そもそも自動車などという高級品を使う人間、たといそれが業務だろうとも、降りる間に乗せておく人間くらい雇っておけばよろしい。あるいはパーキング費用を捻出(手間は費用に換算される)できぬ人間は、自動車にはふさわしくない。監視員とて高給の仕事ではない。醜い諍いを見せてほしい。陰惨な事件を知らせてほしい。自動車と縁のない私はさらに下層から高見の見物とさせてもらう。そしてたとい自動車一掃されようとも空気がよくなるはずもなく、ギスギスと暮らしにくさの増す空気。それがいい。多いのは自動車でなく人間だ。人間が過剰生産されすぎたから、自動車を停める場所もない。人間に自動車を与えるな。人間に子供を与えるな。違法駐車人間と違法駐車監視人間が相討ち果てて、クリーンな日本に一歩近づく、それがよろしい。