関内変節漢日記

goldhead2006-07-11

http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20060703#p1
 俺は上の文章を書いてから、二度歯医者に行った。クリーンな環境、小型モニタなどの最新の設備、丁寧なインフォームド・コンセント、針の無い麻醉による無痛治療。何もかもがパーフェクトだった。歯科医の何もかもが完璧で、客観的に見て何もかもがエクセレントだった。俺の知っている歯医者の世界とは何もかもが違って、最近の歯科医は心底たいへんにすばらしいものだった。歯科医の説明は丁寧で、モニタで歯の様子を説明してくれたりした。麻酔は無痛で、わずかな痛みしか感じなかった。説明も丁寧で、治療の方針を説明してくれた。設備はリラックスできる雰囲気だった。小型のモニタがあって、歯の様子をすぐに映し出したのだ。歯医者さんの解説は丁寧で、痛かったらすぐ言うように言ってくれた。小型のモニタが上の方についていて、瞬時に録画し、削ったあとに録画し、見比べて説明などしてくれた。丁寧に歯をどうするか説明してくれた。最新の機器がそろっているのか、無痛の麻酔は驚異的であった。レントゲンの写真などで丁寧な説明もあり、実際に歯の映像を見せてくれて説明などしてくれた。パーフェクトなのは機器だけでなく、説明も丁寧でこわごわと質問したらきちんと答えてくれた。レントゲンの他、小型のモニタなどついていて、カラーで口の中の様子が鮮明に映し出されて、それを使って解説してくれるのだった。さらにレントゲンを説明してくれつつ、二つの治療方針から一つを選ぶというインフォームド・コンセントをしてくれたりもした。設備はよく、痛みもあまり感じなかった。麻酔は注射でなく針の無いタイプのものだったのだ。
 ……なのに俺は歯医者の前日になると嫌な汗をかき、精神安定剤飲みまくり、歯医者の翌日には、治療中にこわばりすぎた体の筋肉という筋肉という筋肉が悲鳴を上げ、足は攣りそうで攣りそうで仕方がない。俺は治療中に体がこわばり、おびえてふるえ、足にちからを込めて踏ん張り、手の爪は手のひらに食い込み、嫌な汗をかき、体には無駄な力が入り、嫌な汗をかき、体はこわばり、おびえ、心はここに、無い。