天地人が大河を行く

goldhead2007-04-26

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000129-jij-soci

 番組では、上杉景勝の家臣でありながら、豊臣秀吉がほれ込み、徳川家康が恐れたという「義」の人、直江兼続の生涯を描く。

 完全に原哲夫の絵しか思い浮かばない。そんな愛一文字。いや、また家臣か。英雄を目指すよりも、部下として安定した生活を望む世相を反映しているのか(←新聞コラム風)。戦国時代の家臣は、ケンドーカシンくらい安定していないけどな。
 そんなことはどうでもいい。幕末好きの俺としては、なんでもいいから幕末物がよかった。戦国時代はあんまり知らないんだ。たとえば、異国の『三国志』のように、これといったメーンストーリーが無い、ように思える。だったら幕末はどうなんだと言われると困る。そうだな、『三国志』みたいに、というと語弊があるが、まあ正史なり演義なりをベースにした全体像ってものがあるというか。もちろん一キャラピンポイントの作品もあるが、吉川英治だろうと横山光輝だろうと、一応全体像がある……ような、まあ、そんなものと比べてしまうからいけないか。
 でも、どうせだったら『花の慶次』やっちゃえよ、って思う。ここまできたら。けれんたっぷりで、ガーンとやっちゃえって。『一夢庵風流記』じゃなくて、『花の慶次』の方でさ。大河ドラマでやるからこそ、みたいなもんをさ、一つ、幕末物のあとに、ね。
◆原作本→ISBN:9784140055038……むろん俺は知らん。NHKから出てるのか。しかし、レビューに「大河ドラマ化を見送ったNHKの判断は正しかった」とあるのは皮肉なんだかなんなんだかわからんが、ちょっと面白い。