妻夫木聡のこと

「実は俳優をやり始めたころから大河の主役が夢で、こんなに早く実現するなんて夢のようです」

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20080221-324509.html

 妻夫木聡の夢が大河の主役ってちょっと意外な気がする。直江兼続か、やっぱこう、クローゼットからどーんって上杉景勝ピエール瀧)が出てきてって感じになるんだろうな。「早く早くー! 大河始まっちゃうよー!」って愛一文字の兜渡してさ。そうだろうか?
 妻夫木聡は完全にひいきよりの役者だ。って言うほど、映画・ドラマを見ているわけじゃあないけれど。はじめて見たのはなんだったろうか。『池袋ウエストゲートパーク』のサルを見て、「あれ、これ人気のあの人じゃね?」って思った覚えはある。しっかり見たといえば、映画『ジョゼと虎と魚たち』。あれは超よかった。あるいは、それに関連して(?)、くるりの「ハイウェイ」のPV。俺の好きな妻夫木君というと、ともかくそれに集約される。

 ……うーん、完璧だ。完璧なPVだ。
 しかし、こうなってくると「戦国武将」から相当に遠いよな、という印象が強くなる。そりゃあ塙団右衛門直江兼続のどっち? といえば、直江兼続だろう。でも、やはり俺世代、直江兼続といえば原哲夫の絵で脳内再生されるわけであって、自然体と妙の雰囲気を持つ妻夫木君とのマッチングはいかがなものだろう。しかし、しかし、とはいえ、とはいえ、だからこそ、ちょっと面白そうではあるか。
 しかし、こうなってくると、もうちょっと「戦国時代」の概要というか、流れをおさえておかにゃ、となる(塙団右衛門が出てくるくらいには、司馬遼太郎をつまみ読みはしている)。とはいえ、どのあたりの時代小説をあたればいいのかというのがようわからん。『三国志演義)』みたいに、バーンって感じであるわけではないからな(三国志にしたって、色んな作家が手がけてるけど)。つーか、戦国といっても、長いしな。ここは一つ、『花の慶次』読み返して、「信長の野望」シリーズでもやろうか、真田幸村、マダムバターフライ。