ペプシアイスキューカンバー

goldhead2007-06-13

http://www.suntory.co.jp/news/2007/9803.html

ペプシアイスキューカンバー」は、ほのかに香る「キュウリ」風味とコーラならではの炭酸の刺激が絶妙なバランスの、爽やかな味わいのコーラ飲料です。

 昨日、帰りのコンビニで目が合った。なんかちらほらそういうのが出てるって話は知っていたが、実物を見るのははじめてだ。どうする? 買う。
 どうも俺はそういうのに手を出したい傾向がある。昔っからある。それで、それがどうだったか、人にしゃべりたくて仕方ないタイプなのだ。ブログやらをやっている人の中には、そういうタイプの人が少なからずいるように思える。ここもその例に漏れず。俺自身に関しては、凡庸な自分を面白いアイテムで補いたい、装飾したい、補完したいという思いがあるような気がする。むろん、そのチョイスが残念な結果である可能性も十二分にある。
 で、買って帰って、部屋に入るなり、自転車こいだ喉の渇きを癒すつもりでプシッと開けてごくごく飲んでみた。う〜ん、キュウリ? キュウリ味のコーラ? 毒々しく輝くエメラルドグリーンの瞳はキューカンバー? ただ、なんか、飲んだあとに妙な苦味がちらっとある。でも、無果汁(キュウリが「果」で表される違和感! 1%でも入ってれば感覚が違ったかもしれん。ズブロッカみたいに一本入ってたら怖いが)だもんな。むしろ、無添加やカロリーオフとナチュラル志向が幅を利かせるなかで、この毒々しさこそが新鮮、というような気もする。できればもっと、あんまり甘ったるくなく、そういう炭酸であれば、また買う機会もあったかもしれんが、最近俺の中で芽生えて育ちつつあるナチュラル志向を覆すほどではないわな。しかしそうなると、これは一生に一度の一本ということになるか。そう考えると、やっぱり買わないのは損じゃあるまいか、とか百数十円分の自己弁護したくもなる。

 そんで俺は、「仕事のあとのキュウリ味は最高だね■」(■はサムアップを表現する絵文字)という文章とともに、写真を添付して人に メールした。どうも俺はそういう傾向がある。昔っからある。変なものを食ったり飲んだりして、それがどうだったか、人にしゃべりたくて仕方ないタイプなのだ。

 飲み残した分を、今朝寝起きに飲んだら、胃が痛くなって、背中まで痛くなった。これは寝起きに炭酸を飲むといつもなる俺のくせなので、キューカンバーは関係ないので念のため。しかし、なんで背中まで痛くなるかわからん。

 「cool as cucumber」を「キュウリのように冷たい」とそのまま訳してみせたのが村上春樹のすごいところだったと、柴田元幸がどっかで書いてたような気がするが、記憶違いかもしれない。それはともかく、アメ公にはクールなイメージがあって、日本人のキュウリ観(カッパ巻きなど)との絶望的な溝があって、そこから産声をあげるエメラルドの怪物、それはそれでいいかも、とか。でも、やっぱり味のインパクトの無さはちいと残念だった。