七年後になった天元突破グレンラガンを見た

 正直言って、ものっそい楽しみだった、今回。ちゃんと携帯のアラームセットしておいたくらい。アニメにこんなに夢中になるのは、∀ガンダム以来だな。というか、続きでちゃんと見ているのが∀以来だ。
 でもって、今回、なにせ、いきなり七年後だもの。なんかもう、好きだった番組の続編がはじまる気分。あるいは、何かのエンディングでちらっと映る○年後の世界〜を堪能できる感じ。アニメ事情はようわからんけれども、長い原作付きならともかく、あんまりこういう大胆な時間経過って無いんじゃないだろうか。大胆と言っても、『スキズマトリックス』(id:goldhead:20050723#p1)みたいのは困るが。なぜか思い出した。
 それはともかく、そしてその、七年後の具合がまたよろしかった。エアカーにケータイ、それに量産型。量産型いいね。でも、栄えているのは旧テッペリンだけで、辺境は昔のまま。穴の中から人々が強制的に移住させられている。そして、立ち上がる反政府ゲリラはなんとヴィラル。かっこいいねえ。で、旧式ガンメンで新型に挑む姿は、ZZのロンメルかというところ。それで、量産型にかける言葉はまるでリ・ガズィを「ガンダムもどき」というような感じ。……このあたりしかたとえが出てこないけれども、なんか関連サイトとか見ると、このパートのテーマは90年代アニメとかいうので、まあいいだろうっと。
 それで、まあ使徒そのものみたいな月からの脅威。焼き払われる街。いきなり体を乗っ取られるヒロイン。なにやら、超古代文明、月、人類を抑制するシステム……SFっぽくていいじゃない。それもなんだっけ、例えばゼノギアスとか、そのあたりの感じ。シモンとロシウの行き違いとか、そんなのも実にありがちで、いい。やっぱ七年前の背景があるから、そのあたりが支えているんだろう。贅沢な話だ。そのかわり、多少の早足感はあるんかな。今回にしたって、七年間のことを振り返るなり、現状を報告する感じにするなり、ゆっくり入れもしたところを、一気に詰め込んできたからな。でも、それもいい。
 というわけで、なんというか久しぶりにアニメおもしれーって具合になった。やっぱりガイナックスはすごいんだろうか、エヴァにもはまった(……ブームの平均値くらいには、と)口としては、そう思いもするが、まあ、ガイナの他も他の他もわからんし、ひとつの縁かもしらん。グレンラガンは来週も見るし、なんならビデオに録って見返したいとすら思う。たまにはアニメで現実逃避させてくれよ。なあ。