『仙術超攻殻オリオン』士郎正宗

仙術超攻殻オリオン (Comicborne)

仙術超攻殻オリオン (Comicborne)

 攻殻機動隊アニメとか観て、もっと士郎正宗を、と。で、まだ読んでいなかったこれを一つ、いや、面白いじゃないか。まあ、頭眠いからそんくらいしか言えないけどさ。ちょうど映画一本くらいのボリュームというかストーリーだろうか。なんか絵柄もさ、かなり細かくカッチリしていて、CG化以前のものでは一番じゃないかとか思ったり(って、全部読んだわけじゃあないけど)。
 ★☆☆☆☆
 しかしまあ、なんとももったいないというか、贅沢というか、これを一冊分だけ終わらせるとは、って。そりゃあまあ、漫画作品は作者の描きたいだけ続くとかそういうものではないけれども、『アップルシード』とかにしたって、まだまだいけるぜ、『攻殻機動隊』だって、アニメ版でいくらでも話が作れるくらいのもんだぜってさ。まあ、でも、そうやって次から次へ新しいところへ行って、いろいろ見せてくれるって点もあるのか。デビュー以来、一作者=一大作(『ベルセルク』とか)ってのと、どっちがファンとしてはいいのかどうかって、比べられる話ではないけど。それともまあ、士郎正宗にとっては、各作品全部繋がっているってところもあるのかもしらんが。
 でもさ、なんか俺よう知らんけど、最近は何してんのかなって。いや、調べれば出てくるけど、漫画描かないんかなって。やっぱ『攻殻機動隊』にしたって、『アップルシード』にしたって俺は何かやっぱり漫画がいいなってさ。そこんとこ、また新しいもの読みたいなって思う。ここらあたり、もっと古くからの熱心ファンとか、どう思ってるんだろうか。慣れきっていたりして。それとももう、漫画表現より、アニメ表現より、新たな何かの領域に行こうとしてたりとか、それでもなんでもいいけどさ。