戦慄のラジオ

 バトルトークラジオ・アクセス。この番組の目玉の一つが、聴取者と電話をつないでのトーク。これ、デンジャラスだよなぁ。今し方のこと、いきなり「アナウンサーは大学四年生以上の学力は必要ないと思うんです」などと、この日のテーマである「地理を知らない高校生について」とはまったく関係ない話を始める男。「自分はアナウンサー検定三級を取ったけど……」と、完全に逸走。これはどういうタイミングで電話を切るのかとゾクゾクしながら聞いていると、渡辺真理、ある程度しゃべらせた上で、テーマに誘導してみせて、その後もふらつきながら、それなりに成り立たせやがったので見事。この番組を聞くようになったのは、この年度末からのことだけれど、さすがに場慣れしているといったところだろうか。そしてその上、最後の最後に「私、アナウンサー検定の存在なんて知りませんでした。苦労されたんでしょうけど、ごめんなさいね」などとグサッとディスってさようなら。なかなかしびれたので、こうやってメモしておく。
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トーク・レディオ [DVD]

 アクセスを聞いていてぼんやり頭に浮かぶ映画があって、それが『トーク・レディオ』……って、このタイトルを突き止めるのに時間がかかった。なにせ、相当むかしに深夜のテレビ映画でたまたま観たものだったから。それでも深く印象に残っているから、たいした映画だったと思う。観て損はない、と思う。監督もほら、オリヴァー・ストーンってなんか聞いたことあるし、ね。