泡さえ立てなくなった人類に明日はあるのか?

goldhead2008-07-03

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 我がアパートの流しとユニットバスに一つずつ常備されているのがビオレU泡ハンドソープである。頭を叩けば泡を吐く。我ら人類泡立てる必要なく手洗いできて便利。
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 さらには男性用洗顔剤についても泡機能真っ盛り。泡物はなんとなく「量が少ないんじゃないか」という疑念にとらわれて、少し手を出しにくいところもある。しかし、買って使ってみてやはり便利。二度押し定量でおそらく無駄も少ない。大変便利。
 ……これに何の問題があるのか。いや、考えてみてほしい。人間は便利さを求めて科学を、技術を、機械を発展させてきた。その結果、人間が王様になれたであろうか。否、奴隷である。科学の、技術の、機械の奴隷である。われわれは日々コンピュータにこき使われ、車に走らされている。行き着く先は、人間と見分けのつかなくなった機械人形の奴隷である。気づいてみたら、泡立ちポンプに頭を下げるところから始まる朝である。霊長類だなどとふんぞりかえっていたら、マツキヨで特売されていたハンドソープに土下座する。そんな世界に住みたいですか? まあ、それはそれでおもしろいんじゃねえだろうか。