アドマイヤジュピタ、凱旋門賞を目指す

ジュピタ追加登録料払って凱旋門賞挑戦

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080703-379069.html

 メイショウサムソン凱旋門賞に挑ませるべきかどうか頭を悩ませていたところ(あれ、俺って松本好雄オーナーだったっけ?)に、いきなり飛び込んできたニュース。トンビに油揚げをさらわれたような気になった(やっぱり俺は松本オーナーだったか)。まあ、予備登録が無かったとはいえ、とくに故障もなく宝塚記念を回避、あるいはけっこう前からの狙いだったのやもしれない。近藤利一にしても、もはや海外G1獲りのプレイスタイルになっているのだろう。
 ああしかし、凱旋門か。ダビスタ世代としては、やはりここが海外挑戦の代名詞。そこにアドマイヤジュピタが挑む。フレンチデピュティ産駒のアドマイヤジュピタ。これは面白い。というか、ぜひ行ってもらって成功してもらいたい。なぜならば、(先の天皇賞でジュピタを本命にしておきながら)宝塚記念エイシンデピュティ軽視、というか無視した俺の、まだどこか見くびってる感のあるフレンチデピュティ観を覆してほしいからである。さすがに凱旋門賞をどうにかされてしまったら、サンデーサイレンス以上に距離と馬場の融通の利くすげえ種牡馬として固定されるからだ。まあ、しかし、フレンチデピュティが日本の重馬場に強いからといって、ヨーロッパの馬場に向くのかどうか、アドマイヤジュピタ個体はどうか、そのあたりはわからんけど。
 そして俺のサムソン(さっきから)。これはもう一緒に行ってみてもいいんじゃないだろうか。呉越同舟、タッグを組めば、それだけ遠征での周囲警戒(エルコンドルパサーは交代制で寝ずの番をしたという。ディープインパクトにはそれがなかった、とか。合田直弘がどっかで書いてた)なども万全になろう。また、レースにおいても味方一頭いる方がよいだろう。もちろん、サムソン自身にしたって、凱旋門賞どんとこいの血統。さらには、武豊を乗せ続けているちょっとだけ釈然としない現状(あれ、やっぱり俺は松本オーナーじゃないみたい)も、凱旋門行きで少しは解消されよう。
 いきなり話は変わるが、テイエムオペラオーがヨーロッパ遠征していたらどうだったろうか? 適性次第で勝ち負けのクラスにあったのは間違いない。もちろん、陣営の遠征ノウハウなどさまざまな要因もあるのでなんとも言えないが。そしてさらに、このテイエムと何度も勝負を繰り広げ、ちょっとズブ負けしていたメイショウドトウ。むしろこっちはどうだったか。あるいは、ひょっとして、ヨーロッパの方が向いていたのではないか。そんな想像をしてしまう。
 というわけで、なんとなく遠征に乗り気になってきたわけだが、残された日本競馬はどうなろう? 秋の古馬王道の主役がエイシンデピュティでいいと思いますか? なんてったって、フレンチデピュティ産駒だぜー?