俺たちの日本サッカーは個人技+チームプレーすなわちスカイラブやで

クールダウンのランニング後に、珍妙なメニューが待ち受けていた。岡田監督がニヤリと笑いながら選手を集め、円陣をつくらせ肩を組ませる。1人に「ニッポン、オウ!」と声を掛けさせ、「オウ」の部分で全員が同時にジャンプ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080730-00000029-nks-socc

 “恒例儀式”? アホなこと言っちゃいかん、必殺技に決まってる。俺たちの日本サッカー、日本代表、円陣ジャンプが必殺コンビネーションじゃなくていったいなんだっていうんだ。スカイラブだ、スカイラブ、スカイラブ人間ナイアガラだ、人間ナイアガラ。相手のエースが、ボールを持つと、あれ、なんか前方が開けてる、一気にドリブルに持ち込む、するとそのとき、上にジャンプしていたディフェンダー陣がナイアガラよ、ナイアガラ。おそろしい子の殺人サッカー。それともスローインか、スローインスローインのボールに相手がジャンプしたと思ったら、その上から円陣ナイアガラがボールを囲んで降ってくる恐怖。それともあれだ、着地インパクト、インパクトで震動させる、相手のセットプレーで相手のキッカーがキックしようとするまさにそのときナイアガラ着弾、微妙に揺れるボール、ずれるインパクト、敵陣へ飛んだボールが描く放物線は、栄光への懸け橋だ! 自らの足を使わず、相手の蹴りで試合を決着する兵法の極み。日本サッカーが、世界サッカーのど真ん中に日の丸をひるがえらせてやまない日はない、ゆけ、ゆくがいいさ、ブルーイレヴン、ニッポン、オウ! アッー!