北京五輪あれこれ

劉翔の棄権

劉翔棄権!中国13億人ショック/陸上

http://beijing2008.nikkansports.com/athletics/p-sp-tp0-20080819-398333.html

 棄権のシーンも衝撃的だが、それよりもスタート前の裏舞台の映像が衝撃的だった。自らの脚を責めるがように壁に打ちつける。何事かと他の選手も見る。十三億人の期待を背負った人間の極限を見る思いだった。いや、十三人の期待すら背負ったことのない俺には、想像を絶する世界……。
 中国のネット上では、一部か全部か何分かわからないが、この劉翔への批判が渦巻いているという。そういえば、日本のネット上でも土佐礼子への痛罵が見られた。そういうものだろうか。俺はどうも、スポーツを悲喜劇込みで見ているところがあって、決して人の不幸や悲しみを楽しんでいるわけではないけれども、いや、しかし、こういった世界には栄光もあれば挫折もあり、奇跡的な成功もあれば、信じられない凡ミスもあって、なんというか、そういう風に見ていて、あるいは「なにやってんだ馬鹿!」って素直に怒るより、よっぽど選手にとって残酷な見方をしているのかもしらんとは思う。
★☆☆☆☆
なでしこジャパン、米国に敗れる

なでしこ先制も米に4失点完敗/サッカー

http://beijing2008.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp2-20080819-398319.html

 ひさびさに応援に熱が入った。とはいっても、サッカーのこと知らないので「ヤレ行け、ソレ行け」という具合なのだけれど。前半終了間際に追いつかれるまでは、決して格上相手とは思えなかったんだが、やはり地力が出たというところなのかしらん。
 しかし、サッカーって女子も男子もゴールマウスの大きさ変わらないのか。なんかこう、シュートコースとか男子とは違う狙いが生まれるのかもしれない。でも、キーパーも一概に背の大きさとは言えないか、カンポスなんて例もあるし。
 それと、男子とは違っていいんじゃねえかって思うのは、それほど簡単にボールが出ないというか、試合が止まらないというか、うーん、一試合二試合見たくらいでなんとも言えないが、そんな印象。ほれ、男の方だと当たりがきっついから、ガーンってなってさ。いや、勘違いかもしらんが、その、ペナルティエリア内の二転三転とか、まあ偶然かも知れないけど。
 それはともかく、最後の一点にはしびれた。ドイツというとたぶん強豪に違いないだろうが、銅メダル目指して頑張ってほしい。応援したい。
 あと、アメリカ代表。なんとなく、選手がみんな似てるように感じた。ロドリゲス、そしてハワイ出身のカイという選手(すごいタトゥー)はいたけれども。アメリカでは男子より女子サッカーの人気が高いともいうけれども、やはり白人の、サッカーマム的な階層から多く選手が出ているとか、そういうあたりがあるのだろうか。まあ、身体能力の高いアフリカ系アメリカ人は、もっと別の、バスケとかのスポーツをやるような気もするが。