2009WBC〜勝ってしもうた〜

第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2ラウンド1組1位決定戦(日本6−2韓国、19日=日本時間20日、米カリフォルニア州・サンディエゴ、ペトコ・パーク)日本代表は接戦の末に宿敵、韓国を6−2で下した。これで1組1位となり、準決勝で2組2位の米国代表と22日(日本時間23日午前9時)に対戦する。負けた韓国はベネズエラと対戦。

http://www.sanspo.com/baseball/news/090320/bsr0903200953030-n1.htm

 「勝ってしもうた」ということはないんだけれども、まあ消化試合といってはなんだけれども、そういう試合だっただけに、そんな余裕もある。
 なぜ、しもうたか、といえば、俺が勝手に信じ込んでいる、少年漫画世界によれば、だいたいここでもう一回負けて、決勝で韓国にリベンジ、優勝! というのが筋書きだからだ。
 ……って、なんでまた韓国とやるって決めつけてるの? たしかにこの大会はキューバ、韓国、韓国、韓国、キューバ、韓国、韓国、キューバキューバ、韓国、韓国、キューバ、韓国、キューバ、韓国、韓国、キューバキューバキューバキューバ、韓国、キューバ、韓国、韓国、キューバ、韓国と試合するというのが、神から与えられた使命じゃないかって多くの民草は思っている。でも、べつにもう、その軛から解放されたっていいんじゃないのか?
 というような、冷静な分析から考えるに、そろそろ韓国がベネズエラに負けることを考えてもいいんじゃないかと思う。じゃあ、日本がアメリカに負けるか? それはどうだろうか。詳しくはしらんが、アメリカは怪我人も多いというじゃないか。審判だって、例の、ボブ・デービッドソンは今回いねえんだろ? それにだいたい、アメリカくんだりまで行って、韓国とキューバと韓国、キューバ、韓国、韓国、キューバキューバ、韓国、キューバ、韓国、韓国とキューバとばかり試合するというのも面白くない。せっかくなら、アメリカ相手にやらにゃいかん。そして勝たねばならん。それで決勝ベネズエラ。悪くない。
 しかしまあ、日本の投手陣というのはたいしたもんだ。考えてみてほしい。打者の方は、その国のよい打者九人がずらりと並ぶわけだ。でも、投手というのは、それに一人で立ち向かわねばならんのだ。初球は松坂大輔、二球目は渡辺俊介、三球目はダルビッシュ有で……というわけにはいかん。なんとなくだが、投手不利じゃねえのかと思う。そんな中での、この防御率だ。たまらん。
 まあ、もちろん、各国の本気度とかいろいろ言うべきことはあるかもしらん。でもだ、ともかく勝ったら名が残る。もしも、もっともっと今後、今後百年野球が、WBCが発展していって、すごいイベントになったとき、そんときに初代優勝、二回目優勝(←もうその気になってる。いかんね)、そこんところを押さえている、それはすげえし。で、もしもポシャっても、そんな先のことは知らん。今おもしろがっていれば、それで十分。ほら、すごいポジティブ。それじゃあ、待ってろヤンキーどもめ!

追記:

栗原は「ビックリしました。気分はまだ整理ついてないですけど、呼ばれましたから。出たらしっかり自分のスイングを思い切ってしたい」と意気込んだ。

広島栗原がWBC代表に緊急招集 - WBCニュース : nikkansports.com

 広島の栗原健太に緊急招集。おー、この大会、カープ選手の表舞台での活躍は諦めていたが(裏方として石原がかつての鈴衛佑規なみの活躍をしていることは想像に難くない)、ここで栗原の名がこういう風に出てくるとは。少年漫画の世界でいえば、わざわざ招集されて何もしないということはありえない。勝負のキーマンになるはずだ。行け、振り回してこい、敵を一瞬に撃破や!

「村田は重傷です。プレーできる状態ではありません。栗原選手と入れ替えてくれとNPBにお願いしました」と話した。村田には試合中に「素晴らしい戦いざまだった。まだ我々には目標とするものがあるので入れ替える」と伝えたという。

原監督会見「村田は重傷です」/WBC - WBCニュース : nikkansports.com

 一方で村田は心配だ。こういう大会で、入れ替えルールもあってのこととはじめは思ったが、重傷だとしたらシーズンにも影響しよう。しかしこの、原監督の「素晴らしい戦いざまだった。まだ我々には目標とするものがあるので入れ替える」っていう台詞はシアトリカルでいいね。