音を道連れ
音楽を道連れに自転車で走りたい……とは思う。が、現実問題として、ヘッドホン、イヤホンをして走るわけにはいかない。法律で禁止というのもあるにせよ、やはり周囲の音無しに車道を走るような怖いことはできない。俺はなんとなく自転車に希死願望を託しているところはあるが、いざ走ってる間は、「予測と調和」をモットーにした、安全第一主義マシーンと化している。妙な話だ。まあともかく、そういうわけで、音楽を聴きながら道を走るというわけにはいかない。俺以外の、乗り物に乗るすべての生き物が死に絶えて、さらには馬や鹿が道路をかっ歩するようなことのない世界であれば可能だが、そのような世界はまだ訪れそうにない。ラジカセを担いで、全方位にズンドコやりながら走るくらいなら、生き物を根絶やしにする方がマシだ。
とはいえ、俺は音楽と道連れに自転車で走っている。どうやって? 脳内再生。そしてさらに、口ずさむ。……あれ、ラジカセの方がマシ? でも、小声だし、停車中は黙ってるよ。あとは、なんだ、自転車から降りて、公園とかうろうろしている間にiPodで聞けば、なんというか、脳内の音楽密度は増すというわけよ。
昨日のセレクション
- アーティスト: スチャダラパー,小沢健二,東京スカパラダイスオーケストラ,脱線3,かせきさいだぁ≡,TOKYO No.1 SOUL SET,四街道ネイチャー,キミドリ
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 1994/04/01
- メディア: CD
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有名で目玉な曲といえば、やっぱりオザケンとのコラボ、最近なんかカヴァーされてる「今夜はブギー・バック」。
ダンスフロアーに華やかな光
僕をそっと包むよなハーモニー
ブギー・バック シェイク・イット・アップ 神さまがくれた
甘い甘いミルク&ハニー
のサビはもちろん、「よくないコレ?」やら「とにかくパーティを続けよう」とか、「最後にはきっと僕こそがラブ・マシーン」とか、そんなんずるずる流れていた。
そんで、さらに「GET UP AND DANCE」もいい。すごくいい。
750ライダーのように海に急ぐので
委員長を乗せて
轍を残して風になるのです
アスピリン片手のジェットマシーンそんな気分
750ライダー気取って風に向かってこう言うんだ
さあアスピリン片手のジェットマシーンジェットマシーンジェットマシーン
そんな気分なのです
750は「セブン・ファイブ・オー」。なんかこう、ナナハンじゃねえけど、自転車跨ってて、ジェットマシーンジェットマシーンジェットマシーンって気分にならあね。
すると欠伸をしながら目をこすりながら
あいつはそろそろと起きてくる
ほら、夢から戻ってきたようだ
いや、戻ってこなくても平気だよ
あの小説の中で集まろう
あの小説の中で集まろう
あの小説の中で集まろう
まて、誰か笑ってる奴がいる
と、TOKYO NO.1 SOULSETも入っててナイス。俺、このフレーズ好き。つーか、俺の知ってるラップって、リップスライムとスチャダラ少々、TOKYO NO.1 SOULSET少々で全部だな。あと、歴史とか文化とか背景とか用語とかさっぱり知らない。でもいい。ともかく、この曲、スカパラとの生演奏ラップ合戦? なの? わかんねーけど、こんなん聞いたことない。すげえいい。
つーか、なんだ、ラップって、聞いてると、国語力が上がってくるというか、そんな気になるわ。小学校とかでも、童謡じゃなくてラップやらせりゃいいんじゃねえの? 誰が教えるか知らんけど。つーか、どっちにしたって音感ない俺にはどうしようもないけれど。話が逸れて、はいおしまい。