ＪＲＡ（日本中央競馬会）は３日、馬番や組み合わせをコンピューターが自動的に選択する馬券「ＪＲＡクイック投票」を試験的に運用すると発表した。
http://www.sanspo.com/keiba/news/091003/kba0910031639029-n1.htm
期間は１０月１７日から１２月２７日までのＧＩレースが施行される週の計２０日間で、発売場所はＧＩレース開催競馬場の専用窓口。当日の全競走の全馬券で実施し、馬券は「すべておまかせ」か「軸１頭を予想」を選べる。
おお、マジ？ 俺、しばらく競馬から遠ざかっていたからわからんけど、こういう話って進行してたの？ いや、俺、これいいと思うわ。昔、そんなこと書いたわ。
あまり考えたくない人たち需要」に対応するためランダムピックのようなものを導入するとか、もう少し手間のかかる「３択に３回くらい答えると自分の好みに近い馬券が出てくるランダムピック」のようなものを導入するとか、いろいろ考えてもいいだろう。
競馬ライター須田鷹雄の日記を読んでいたら上のような記述。ふと、先日法事で会った親戚のことを思いだした。その人はある種の出目を使うのである。しかし、徹頭徹尾の出目主義ではなく、ちゃんと競走馬や騎手についての知識があり、一般的な予想をして本命馬を出した上で、その相手に出目をつけくわえるのである。それは「5の相手には14」とかしごく簡単なもので、俺はなかなか面白いやり方だな、と思った。自分の力では及ばぬ脅威の穴馬券を、非理性の力で買うことができる。その偶然性は楽しそうだ。
競馬に偶然を - 関内関外日記（跡地）
俺も考えるのが好きな類の人間なので、偶然を取り入れてもそれはスパイスにすぎない。だが一方で、上の日記にもあるように日本では「考えないギャンブル」が流行っているという。なるほど、そういうものか。そういえば、宝くじ売場の窓口に何かデジタル・カウンターがあって、それはスイッチを押すとナンバーズ用の数字をランダムに出してくれるものだったっけ。そういうのを競馬に取り入れようというのが、上のアイディアと言えるのだろうか。競馬予想ソフトなんかを使えば、「3択に〜」の方なんかはできるんだろうけど、そういうソフト自体が「考えない」からは遠いか。しかしなんだ、やはり、マークシートにランダム欄なんかあるのは面白いかもしれない。
また、別にこんなのも。
totoBIGに関しては、その存在意義がなんだかわからん（id:goldhead:20060912#p4）と思ったが、買ってみると悪くないようなものに思える。宝くじよりは、ずっと数字に意味がある。そこんところが、宝くじより滋味がある。
toto BIGを買う - 関内関外日記（跡地）
そして、競馬にもランダムピックの要素があればな、とあらためて思った。ランダムピックの発想については、かつて須田鷹雄氏が記していた（http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=70345&log=20050722）のを読んで知ったが、別にBIGみたいにオールランダムでなくてもいい。なんかマークシートの「18」の次に「？」があったりしたら、思わず買い足してしまう+1。馬券売り上げ、微妙に伸びないかな。応援馬券（単複均等）よりは魅力あると思うけど……。
つーわけで、なんかわからんけど、そういう類のシステムを試行してみるということらしくて、まあ歓迎に決まってるわな。もちろん、わざわざそれを買いに行く、というような歓迎じゃないし、だいたいもう俺、PATでしか買ってないんだけれども、まあ、しかし、そういうのもいいんじゃね？ いいよそれ、そんな風に思った。おしまい。
