思いたったので17分くらい走ってみた感想

ランニング・ジョギング・マラソンを始めたい！と思ったら見るレシピ | nanapi [ナナピ]

　クロスバイク乗るようになって、最初はこわごわ10km走ってたのがいつの間にか50km、100km、190kmと平気になっていった。気づいてみれば、運動経験のない足の方も妙に筋肉がついて、固くなってきた。
　と、ふと思うことがあった。「俺、ジョギングとかランニングできるの？」と。日常生活の中で、たまに走ることはある。ちょっと電車に向けてダッシュとか、雨に降られたとか。そんなとき、けっこうあっさり息が上がる。おかしい。自転車ならそんなことないのに、と。でも、ちょっとジョギングとかランニングしてみたら、それはそれなりにどうにかなるのでは？　とも。
　というわけで、上の記事を読んだその日の夜に、いきなり走ってみた。いきなりといっても、クロスバイクで7kmくらいうろついたあとなので、体は温まっていた。
　ただ、問題は格好だ。コートにジーンズでは「なにか急いでいる人」でしかない。べつにそれでもいいけれども、急いでいるわけではないのだ。そうだ、問題は格好だ。じつは、ジョギングだとかランニングに踏み切れないところの、大きな理由はそれだった。でも、考えてみたら自転車用にといろいろ買ったりしているスポーティーなウェア、ユニクロを中心としたウェアでいいじゃん。あと、靴は、なぜかランニングシューズを一足持っている。「ともかく軽いスニーカーが欲しい」というところから、なぜか行きついたナイキのランニングシューズだ。ランニングシューズなのに走ったことなくて悪いと思ってた。で、一番の問題である足もそれなりに肉がついたし、「ジョギングとかランニングしてる人」に見えるくらいのことはできる。だいたいジョギングとかランニングしてる人に見えれば、いくらヒィヒィいいながら脇腹押さえて歩いていても、「ああ、この人は今100km走ってきたところなんだな」とか勘違いしてくれるかもしれない。してくれないと思う。
　というわけで、初走行時のウェアはこんなところ。
○メガネ→ルディプロジェクト・エクセプション。スポーツサングラスだが、クリップ式のカラーレンズを外すと、あら不思議普通のスポーツメガネになる。「らしさ」をかもし出す一品。

○上半身→ユニクロのヒートテック長袖＋スポーツ用半袖アンダーウェア＋ユニクロジャージ。ヒートテックはその日普通に着ていたもの。面倒なのでその上に半袖。あと、ジャージ。このジャージはジャージらしいジャージで、ポケットあたりはらしくなっているが、それほどスポーツ用ハイテクというタイプではない感じ。

○下半身→ユニクロの膝くらいまである長さのスポーツ用パンツ。これは夏の自転車用に買ったものの、ほとんど履いたことのなかったもの。で、ここちょっと迷ったんだけれども、寒いじゃん。自転車用のレッグウォーマー履こうか、履くまいか。まあ、走れば温かくなるだろと、そのままで。

○足もと→スポーツオーソリティーで4足899円のスポーツ用靴下。それと前述のNIKE Air Zoom Katana。

かなり前に、「軽くて涼しい靴が欲しい」という理由で、ランニングシューズを買った。俺は走らないんだ。でも、この靴を履いて歩いていると、足の裏の細かな突起が地面をけなげにとらえて、こう言うのだ「おまえ、走らないの？」。
シューズ - 関内関外日記（跡地）

　よし、走ってやろうじゃねえか。

　で、夜の10時ごろ、こっそりアパートを抜けて道へ。脳内で適当に描いた一周コースに向けてスタート。……ペースがわからん。とりあえず、「このくらいかな？」というペースでタッタッタと。って、タッタッタって軽快さが足りないような気がする。つーか、けっこうなんだ、振動というか、衝撃というか。
　でもって、脇腹が痛くなる。自転車乗ってて不思議なのは、たとえばサイクリングの道中に牛丼とか食って、またすぐにスタートしても、脇腹痛くならんこと。というか、自転車で脇腹痛くなることない。でも、いきなり来た。体育の授業の持久走などを思い出す。まあ、短距離走に比べたら、持久走の方がいくぶん好きだったが……。
　足は、寒かった。「やっぱりウォーマー必要か」とか。でも、走ってるうちに気にならなくなったので、よしとする。あと、手も最初は冷えた。手袋とか必要なこともあるかもしらん。ともかく、ようわからん。
　でもって、ともかく走った。「歩くのはナシ」という意識。さらに、「できるだけ速く」というか、すれ違う人にたいして「ジョギングとかランニングしてる人」に見えるくらいのスピードを維持しようと。坂も登った。坂を登るのは自転車より楽かも。だんだん汗もかいてきた。それで、太ももに張りというか、なんというか、筋肉痛みたいなの。
　で、それなりにペース落とすことなく、なんとか帰宅。時計のストップウォッチ見てみたら、17分。17分走り続けるとはどのくらいのものか。ようわからん。わからんが、疲れた。足が、足に筋肉痛が。これは衝撃。そうだ、クロスバイク乗り始めたころは、こんな感覚を味わった。久しぶりだ。でも、たった17分で。けど、17分自転車で連続して回し続けたりしてないかな、普段。ようわからん。漕いでても、適当に手を抜いたり（足を抜いたり？）するしな。あと、街中で信号にひっかからず17分連続で漕ぐということは少ないかもしれない。よくわからん。サイクリングロードで2時間くらいまたがりっぱなしということはあったが、あれだって道中漕がないで流したり、スローに落としたりしてるはず。
　と、まあ、なんというか、それなりにそこらあたりを走ることはできた。とりあえず、「ジョギングとかランニングしてる人」には見えたんじゃねえの？　とりあえず、このコースで、脇腹痛くなんないように走れるようになろうか。せっかくiPhoneもあるし、ランニング記録とったりしてもいいか。
　……え、って走るの？　わからん。ただ、クロスバイクは基本、屋根のある会社に置きっぱなしだし、あれ乗るのもいろいろ準備とかあったりして（鍵外したり、ヘルメット用意したり、ライトつけたりとか）、ちょっと気軽さがない。折りたたみ自転車ではあんまりガツガツ漕げない。そのへんがあって。で、「なんで運動したいの？」というところもあるけれども、まあ、なんとなく、と。あと、その、やっぱり、なんだ、足ばかり鍛えられて、上半身が……みたいなのもあって、さあ。ま、こんなところで。おしまい。