また自転車に乗ろうと思う

サンタクロースからクリスマス・プレゼントをいただいた。GPS機能付きのサイクルコンピュータだ。サンタクロースさんはレンズ交換式のカメラを楽しんでほしい。おれは、サイコン付きの自転車に、また乗ろうと思う。

おれが、「ほしいものリスト」の最上段にサイコンをのっけたのは、「また自転車に乗るか」という思いがあってのものだ。自転車に乗る、というのは、日々の通勤で乗っているルイガノMV1という小径車のことではない。今や「コートやその他衣類をひっかける場所」になってしまっているCOLNAGO ACEに乗ることである。

おれには分不相応な持ち物が何個かあって、その一つがコルナゴだ。GIANTのクロスバイクで一日195kmとか走るようになって、いよいよおれもロードバイクか、ロードバイク買うならフルカーボンかと思って、とちくるって買ったものだ。そのときは円高気味だったから、イギリスから個人輸入した。

このあたりの話は日記を遡れば書いてあることだと思う。して、クロスバイクはスポーツカーだったが、ロードバイクはレースカーだった。そのような感じ。おれにレースカーは不相応だった。だが、クロスバイクは女の人に譲ってしまった。おれに残されたのは、日常の小径車とロードバイクということになった。

そのロードバイクが室内でハンガーになっている。ハンガーに引っ掛けられたロードバイクではなく、ハンガーになったロードバイクだ。おれはこれを、また引きずり出そうと思った。おれの健康のために、いや、おれの喜びのために。

というわけで、もしもサイコンをいただけたら、それを装着して走り出そうと思ったのだ。サイコンといえば、クロスの時代に最初に買ったCATEYEの初心者用のやつをつかっていた。間違ってジャージと一緒に洗濯しても生きていたえらいやつだ。だが、それを振り切っても、新たに、という気持ちだ。こうなったら乗るしかない。

……といって、簡単に人を裏切るのも自分だ。それはわかっている。でも、せっかくいただいたのだから、タイヤに空気入れ、チェーンに油塗って、サイコン装着して、ペダルを漕ごう。いや、おれのロードに装着されたのは三ヶ島の「ペタル」だったか。ハーフ・トゥークリップついてたんだっけ?

三ヶ島‘ペタル’の誇り - 関内関外日記

なんかあの、ガチャガチャいうビンディング・シューズというのを履く気になれないのだな。どっか行ったら、自転車とめて、さらに歩く。ビンディング・シューズでウォーキングできるのか。できるかもしれないが、なんとなく。

まあしかし、「ビンディング・シューズ」という単語すらスッと思い浮かばなかった。そのくらい自転車から離れている。この間のAmazonブラックフライデーセールで、小径車のサドルに少しほころびが出てきたら新しいの買おうかと思って、「あれ、おれがむかし、一万円以上出して買ったTIOGAのスパイダーみたいなやつが千円以下?」みたいに思ったりもした。

変なサドルを買って使ってみたの話〜タイオガ・スパイダー・ツインテール・サドル〜 - 関内関外日記

(TIOGAのスパイダーは今でも一万円以上で売られているので同等品かどうかわからないけど)

 

まあいい、ともかく、おれはすごい昔の装備で固めたコルナゴをふたたび漕ぎ出そうというのだ。自転車、自転車、自転車。50kmも100kmもへっちゃらだ。筋肉もつくし、痩せるぜ。漕ぎ続けてハイになった夕方の景色。暗くなってビカビカに光らせる前照灯。どこまで来てしまったんだっていう不安と満足。帰宅して見るサイコンの走行距離。あれをもう一度。やってみせる。……かもしれない。とりあえず、近所を途中休憩もなくぐるりと回るだけの10kmのポタリングからな。5kmかもしれない。それでも、とりあえずチューブに空気入れて、ラフに行こう。いずれはタフに行こう。

 

以上。

 

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パックご飯の上にのっけるもの絶賛ほしいです。