怪我と指癖、脳内謎の命令系統


 事故の怪我で親指のつけ根が膨れあがったりして、痛み止めの薬飲んだり、湿布とか貼ったりしてんの。で、最初、湿布貼った上に100円ショップで買った包帯を指先までぐるぐる巻にしてたんだけど、やっぱり痛み+指先の包帯で左手親指の動作が覚束なかったわけだし、今もそうなんだけど。
 それで、自分の身体が意外な挙動をし始めたんだわ。Macの「半角英数」入力/「ローマ字かな」入力の切り替えってスペースの左右にそれぞれのキーがある(昔はcommand+スペースだったが)んだけど、左側の「英数」ボタン打ちにくいわけ。で、無意識のうちに、家で使ってるWindows機の切り替えボタンがあるところのキーを小指で叩いてんの。それはMacのキーボードではちょうど「tab」にあたるわけで、文字カーソルやポインタがあらぬところに飛ぶのよ。
 これ、なんか不思議でね。パソコン利用歴で言えば圧倒的にMacが長くてキーボードだってこっちに慣れてるんだけど、かといってべつにWindowsのキーボードだって普通に使っててさ。で、もうあんまり打ち間違いみたいなのしてなくて、切り分けできてるつもりでいたのに、指にちょっと支障をきたすと、勝手に指が楽な方に行こうとしてて、それはもう思考の速度(これはMacのキーボードだからそこは違うよ)ってのより速いのよ。脳のどっかが「半角英数入力したい→このキーを叩く→左手親指に支障あり→左手小指で対応」って、謎の命令系統を発動させてんのよ。でも、間違ってんだよ。なんだよこれ。おしまい。