ブログとは思い出ならずや

>>  ……それでいよいよガス燈を見に出かける話だが、これは今日まで私に実行されていないからかくわけに行かぬ。しかし、ひるがえって考えてみるに、行くよりは行かぬ方が一そう吾々の原理にかなっているのではなかろうか? そして、こんなことを云う私に、そこへ行ってみる見込みなんか今のところないことももちろんである。 ―「瓦斯燈物語」 稲垣足穂 <<