さて、帰るか。

 おれももう腰が引けているというか、度胸がなくなったな、と思う。
 ここのところ毎日のように書いているかどうかもわからないが(元気になると死ぬ - 関内関外日記(跡地))、あたまにモヤがかかったみたいでいかんともしがたい。もとから欠如しているに等しい集中力もなさすぎる。仕事できるギリギリのラインだ。
 精神賦活が必要と思う。とはいえ、上に書いたように通ってる医者からは「現状維持」の指示が出た。べつの医者に行くのは面倒だ。
 とりあえず、引き出しにしまってあったカフェイン錠剤とコーヒーをブチ込んでみる。おれはカフェインをかなり控える生活を送っていたので、予想以上の効果があった。が、その効果もなにか苛立ちの方に出てしまい、周囲の理解の遅さ、説明不足、無能(あ、キチガイが書いていることなので、客観的にはアホがイライラしているという情況でしょう)について、露骨に不快感を示したり、怒鳴ったりという感じになって、「これはいけない」という動悸が増したりして、その結果マイナートランキライザー食ったりしてわけがわからない。
 と、そこでふと思いついたのだが、プログラマかなにかが夜型になりがちなのは、少し疲れているから逆に作業に集中できる云々のライフハック記事だった。わりと間違っていないようにも思える。そこで、普段より多めに飲んで脳をデチューンして擬似的な疲れによる集中というのを試してみたが、スッと眠りに入ってしまうばかりでうまくいかない。
 こうなったら、自力であれやこれやを香港経由で輸入しようか、と物色を初めて話はこのヴァースの頭にもどる。え、ヴァースじゃねえだろ。まあいい。具体的な食べ物の名前は避けるが、きちんと診断を受けていない分野の薬剤について曰く、ほかの抗うつ剤向精神薬との併用は控えよ、曰く、効き目が出るのに数週間、曰く、肝臓にかなり負担……。
 おれは医薬品をやめて、サプリメントとして二種類のアミノ酸を買うことにしてお茶を濁した。メラトニンではそこそこよく夢を見たような気がするし、サプリメントもわるくないだろう。セントジョーンズワートはまったく効かなかったが。
 しかしなんだろう、たとえばこんな記事があった。

 おれにはこの記事の意味がさっぱりわからなかった。対処法とされるもののことごとくが「気の持ちよう」ていどのことだからだ。「こう考えましょう」ってことだからだ。わかってんのか? それをやる脳が裏切ってるんだぜ? 現行犯で逮捕した強盗の被告人本人に警察と検察と弁護士と裁判官と刑務官の役割のすべてをやらせようっていうんだ。教誨師と死刑執行人も兼ねるか? こんな下らない茶番があるか。これだったら、活賦一杯、濁った茶でも飲んだほうがマシってもんじゃないのか? まったく、よくわからない。