ラツーダ(ルラシドン)の服用をはじめている

※病気や薬剤に関する記述が含まれますが、こんなの読んでないで医者に行って相談してください。

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おれの双極性障害躁うつ病)対策の主力薬はジプレキサ(オランザピン)である。が、ジプレキサは糖尿病禁忌の上、太りやすいという謎のジレンマを抱えた薬である。さらにどうも、コロナ流行のせいもあってか、精神状態が沈みがちであって、医者に「なんかアガるような薬ないっすか?」と危険な質問をしたりした結果、去年から発売されたラツーダ(ルラシドン)を試すことになった。

【精神科医が解説】ラツーダの効果と副作用 | こころみ医学元住吉こころみクリニック【内科・呼吸器内科・心療内科】

ラツーダは去年六月発売開始の薬であり、一年間は長期処方(一ヶ月)できない。しかし、「半月分出してもらって、月の後半に試してみてみるのはどうですか?」言うたら、「いいですよ」ということになった。ただ、最初はジプレキサと併用してということだった。

というわけで、何日か前から半分ラツーダのおれである。どうだろうか、なにかここ数日、ネットでの書き込みが違うと思ってた、なんてことはあるだろうか。おれはとくに変わった感じはしない。なにせまだ半分ジプレキサだし。

ただ、脳の組成が変わってきているぜ、と感じないこともない。一つには、歯ぎしり的ななにかが起こっている。若干、アカシジア的な感じがしないでもない。これは、おれが軽躁に振れたときにも起こることなので、見極めが難しい。薬の力が弱くなって、軽躁になっているのかもしれない。

もう一つは、朝の寝起きである。おれは不眠傾向が強く、眠剤最大容量も出ているのだが、ジプレキサの副作用である眠気をさらに足す、ということをしていた。医者もそこを心配して、「ジプレキサの睡眠作用が減ってしまうのはマイナスかもしれない」と言っていた。

で、半分ラツーダのおれがどうなったかというと、朝起きられるようになったのである。「まだ寝ていたい、動けない、今日は半日休もう」とベッドから出ない、ベッドに逆戻りということがなくなったのだ。

とはいえ、寝起きすっきり、なのではない。眠気への誘惑はないが、無理やり起こされているような感じで、「気分はよくないけど、眠る気はおこらない」という、なにか説明しにくい状態になる。すっきりしていない、もやもやでうーっの感じだけれど、まあ起きてしまう。

これは、社会生活的には悪くないことだろう。そのまま歯磨いて、シャワー浴びて、服着て出社だ。定時だ。日中少し眠かったりするが、それは睡眠時間が短かったりするので当たり前。むしろ、眠くないまま過ごしたりもできる。

が、やっぱりなんだ、頭の中がちょっとおかしい。いらいら、そわそわがある。頭の中に、なんか四角い箱が押し込まれているような感じがする。おれの脳が書き換えられている、その副作用だろうか。あるいは、眠気を抑えたことによる脳の抗議か。よくわからない。よくわからないが、全部ラツーダにしてどうなるか経過を見守りたい。見守りたいのでこうしてメモしておく。