おれは『パシフィック・リム』向きの人間ではなかった

 「竹の塚クレジット」見た。「萌と健太ビデオ」見た。手に船を持って走ってる見た。その次のシーン、記憶に無い! ということで、DVD見ながら寝落ちした。気づいたらボカーンってなってエンディングになっていた。まあ映画館ではないのだから、あらためて寝たところから見なおしたのだけれど。いや、『マン・オブ・スティール』を劇場で95%くらい寝た以来の寝方だった。
 というわけで、おれはどうも『パシフィック・リム』向きの人間ではなかったようだ。なにが「向き」かわからぬが、やはりそうなのかな、と思った。そういう予感はあった。むろん、おれは睡眠に障害を抱えているので寝落ちしただけをもってそういってるわけじゃあない。なんというのか、「怪獣」とか「特撮」にテンションが特に上がるわけじゃないというか。メカ、ロボット、パイルバンカーとなると上がるところはあるが、本作のイエーガーは(チェルノは気になるが)それほどでもない、と。まあ、そういう確認にはなった。
 ただ、そういう確認ができるほど、この作品には軸があったといえるのかもしれない。軸がぶれていたり、あれやこれや詰め込まれていたら、なかなか確認とまではいかん。……などというのは失礼か? わからんが、ともかくそうなのだ。細かな日本要素がちょっとズレてるあたりが気にいったが、それは本質ではないだろう。まあそんなところ。おしまい。

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……ということで、おれはアメコミヒーローものと怪獣バトルものに向いていない。

……というわりにはこんなのに出かけたりしてんだけど。