ここのところ終わったアニメの感想2014年春 その2

 『キルラキル』は「これはおもしろくなるんじゃないのか!」という始まり方で、期待を裏切らない代物だったが、かといっていい意味でも裏切ってくれるわけでもなくて、それがいいのか悪いのかというといいのだけれども、もっとぶち抜けたり、裏側にいってくれてもよかったという思いもありつつ、いやいや、十分だろという声もおれの中であり、総合的に拍手喝采でいいんじゃねえのと、そういうくらいのものだった。ラジオの方はというと洲崎綾がひたすらにいじ(め)られる感もあり、それはそれで『洲崎西』とはちがって楽しめましたとさ。
 『咲-Saki- 全国編』は粛々と見終えたという感じというか、月曜の朝に目をさますのに録画を見る習慣がついてしまったので、これからどうしようという。いや、もちろん『咲』はすばらしいのだし、愛宕洋榎や姉帯豊音に声がついて動けば満足なのだけれども、話的には原作を知っているものであって、「早く続きを!」というところに落ち着いてしまう。
 『スペース☆ダンディ』は宇宙のダンディであって、これはおもしろかった。オープニングからエンディングまでいいじゃんよ、という具合である。アニメのいろいろのすばらしい人がよってたかってフリーダムに作ったらしいが、そういうところがいいのだろうか(よくしらないので適当。でもラーメン三郎の永井一郎さんは、最後の仕事に近かったのかな、とか。そうでもねえか)。一話読み切りというか、平気で取り返しのつかない終わり方をして、翌週ふつうにはじまる感じというのは好きで、シーズン2があるのもうれしいじゃんよ。

TVアニメーション「スペース☆ダンディ」O.S.T.1 ベストヒット BBP

TVアニメーション「スペース☆ダンディ」O.S.T.1 ベストヒット BBP

 ……あとは、『てさぐれ!部活ものアンコール』か。これか。これはもういろいろやってくれてしまって、今年(おれがアニメなんぞ見ながら生き抜くとして)のベスト3は確定的だろう。ラストのゲストキャラも、偶然その前に『gdgd』観てたから、ああそういう、みたいな、ね。しかし、各キャラソングもいいし、スタンドアップの正統版? もいいできで、いろいろよくて、3期がありゃいいなあと思いつつ。まあそんなところで。
てさぐれ!  歌もの あんこーる

てさぐれ! 歌もの あんこーる

 で、春のアニメもポツポツはじまってるが、まだ一本も見ていない。よき作品と出会えますように。おしまい。